医療保険の加入を検討されている方全員がこう思っています。
しかし、そもそも医療保険の加入タイミングで損得が発生するのであれば、皆が得するタイミングで加入するはずですが、周囲の加入タイミングはバラバラです。
そこで、
- 「医療保険の加入年齢」で金銭的な損得は発生するのか
- 損得は金銭以外の要因でも発生するのか
詳しく調べたところ、医療保険の加入には金銭的な損得と同じ位重要なタイミングがあるという結論に至りました。
「自分に何かあった場合、自分以外にも影響を及ぼす」事に繋がる環境の変化がポイントになりますので、具体的にどのような環境の変化なのかも順を追って説明していきます。
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保険比較の便利サイト「i保険」
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金銭的に最もお得な医療保険の加入タイミングとは?
金銭的な損得を考えると「30代でより早く加入するのが最もお得」です。
ご存知の通り、保険料は年齢に比例します。
つまり、終身医療保険の場合は「加入年齢が若いと保険料は安いが支払い期間は長く」なり、「加入年齢が高いと保険料は高いが支払い期間は短く」なります。
一見するとバランスが取れており、どのタイミングで医療保険に加入しても同じように見えますが、詳しくみて行くと明らかな違いがあります。
ポイント
各年齢の保険料から生涯支払う保険料を比較
同条件の終身医療保険のうち、年齢だけ変えて保険料を算出したのが下記の表です。
年齢と保険料の関係は正比例にならず、年齢が高くなるほど保険料の高くなる割合が上昇します。
※70歳以降は除外
【検証:aflac「ちゃんと答える医療保険EVER」保養内容・簡単シュミレーション】
- 性別:男性
- 入院給付金日額:10,000円
- 通院なしプラン
※2018年6月6日時点
【年齢における保険料比較表】
年齢 | 保険料 | 81歳まで支払う金額 ※日本人男性の平均寿命80.98歳より |
---|---|---|
0歳 | 855円 | 831,060円 |
20歳 | 2,290円 | 1,676,280円 |
25歳 | 2,540円 | 1,706,880円 |
30歳 | 2,850円 | 1,744,200円 |
35歳 | 3,230円 | 1,782,960円 |
40歳 | 3,760円 | 1,849,920円 |
45歳 | 4,620円 | 1,995,840円 |
50歳 | 5,650円 | 2,101,800円 |
55歳 | 6,990円 | 2,180,880円 |
60歳 | 8,720円 | 2,197,440円 |
65歳 | 11,020円 | 2,115,840円 |
70歳 | 13,180円 | 1,739,760円 |
75歳 | 15,700円 | 1,130,400円 |
80歳 | 18,980円 | 455,520円 |
ポイント
※70歳以降は除外
月々の保険料は加入時年齢に比例する
年齢における保険料比較表の通り、医療保険に1歳でも早く加入する事で毎月の支払保険料を安くする事ができます。
ここで、
という疑問が出てきますが、答えはノーです。
医療保険の保険料は生涯コストで考える事よりも、毎月の固定費として考える方がほとんどですので、必要のない年齢で医療保険に加入し固定費を増やすのは得策とは言えません。
確かに、0歳で医療保険に加入すれば、生涯の保険料支払い総額は30歳で加入した時の半分以下になります。
しかし、子供の医療費に関しては国や自治体で助成している事が多い(義務教育の間は保険適用の自己負担分全額助成など)ですし、民間の医療保険に加入しても給付金を受け取るような状態になる可能性はとても低いです。
医療保険の加入は必要性に現実味を帯びてからすべきです。
ポイント
⇒とは言っても0歳で加入する必要はない
保険料の支払い総額は30代の負担が最も少ない
医療保険の加入時年齢を20歳と35歳で保険料の比較すると、月額保険料で1,000円程度、生涯支払い金額で120,000円程度20歳で加入した方が安くなります。
しかし、お金の重みは年齢で変わり、毎月支払う固定費はこの重みが顕著に現れます。
特に、20歳といえば大学生か社会人になりたてのため、2,290円(保険料)であっても固定出費となると懐に大きく響きます。
一方、35歳なら仕事でも責任のあるポジションに就いている事が多く、3,230円(保険料)の固定出費が発生しても、大して気になる金額ではありません。
つまり、35歳(30代)の方が許容できる保険料は高くなり、20代の保険料と比べて割安感を感じます。
そして、40歳を超えると割安感はなくなり、50代になると割高でしかなくなります。
ポイント
生涯支払う保険料は1、2度入院するより高額
統計を見ると、病気、けがで入院した場合の平均日数は31.9日、平均費用は220,000円です。
入院している間の給料損失を考慮しても1、2度入院する位なら生涯支払う保険料より高くなる事はありません。
また、そもそも病気、けがで入院する確率(1年間)自体が9.6%と低いので医療保険に加入して、金銭的に元を取れる、もしくは得をする事ができる人はごく一部です。
・病気、けがでの平均入院日数:31.9日
・1入院あたりの平均費用:約220,000円
※「高額療養費」制度を使用し、治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品費などを含む
ただし、あくまで確率論なので、平均以上に入院や治療期間がかかる病気になる可能性もあります。
ポイント
【要注意】加入時の年齢に比例し不利な条件が付く可能性が高くなる
医療保険に加入する場合、持病があったり健康診断の結果が良く無いと不利な条件が付く可能性があるからです。
医療保険の加入時は、「告知書」で自身の状態を自己申告しますが、「過去2年以内に 健康診断・人間ドック・がん検診で異常の指摘を受けた事があるか」を回答する必要があります。
つまり、健康診断で異常や要精密検査・要再検査があった場合は結果を申告なくてはいけません。
年齢が高くなるほど、健康診断の結果も「要精密検査」や「要再検査」になる可能性が高くなりますので、不利な条件が付く可能性も高くなります。
また、状況によっては保険の加入を断わられる事もあります。
医療保険加入時の不利な条件
では、具体的に不利な条件はどのようなものがあるかを説明して行きます。
この不利な条件は、本来なら加入できない状態の加入希望者を救済する措置であると同時に「他の加入者との公平性をとる」という意味合いが強いです。
また、保険会社の審査は各社異なるので、A社で付けられた不利な条件よりもB社では軽い条件になったという事も有り得ます。
似たような保険商品は、各保険会社で沢山出ていますので諦めずに申し込む事も重要です。
ポイント
1:(本来は加入できない希望者の)救済措置
2:他加入者との公平性を保つ
保険料の割増
給付金を支払う可能性が高くなる分保険料が割増になります。
しかし、保険料の割増は契約者(申込者)の承諾が必要なので、加入申し込みをしたら割増料金で一方的に契約が進められるなどという事はありません。
割増条件は保険会社(商品)によって異なりますので、保険料の割増が付いた場合は他保険会社の類似商品に加入申込をするのも手です。
ただし、より軽い条件になる可能性もある反面、より厳しい条件や加入できないというケースも有り得ますので、少しでも良い条件の保険商品を見つけるには根気強く申し込む事が重要です。
ポイント
⇒文字通り保険料が割増になる
※割増条件は保険会社(商品)によって異なる
給付金削減
期間が定められ(1~5年)、その間に給付金の支払い対象となった場合は、本来の給付金額に所定の割合を掛けた金額が給付される事になります。
特に削減期間が1年の場合は給付金が50%になる事もありますので、給付金の削減が付いた場合も類似商品に申込をして条件が良いものを選びましょう。
こちらも保険料の割り増し同様、条件が良くなる場合と悪くなる場合があり、契約者(申込者)の承諾がなければ一方的に契約が進められる事はありません。
ポイント
⇒削減期間が定められ、その間の給付金支払いは所定の割合をかけた金額が給付される
持病がある部位の(一定期間)不担保(特定部位不担保)
どんな病気、けがでも関係なく、特定の部位に対して(一定期間)保障がされなくなります。
持病がある場合はもちろん、完治していたとしても数年以内に病気をしていた場合などはこの条件が付く事はあります。
【特定部位不担保の例】
■胃潰瘍:胃に不担保■ぜんそく:気管・気管支・胸膜
など
上記のケースはまだ納得できますが、はなはだしいものでは単なる頭痛で通院した場合でも(一定期間)部位不担保がつく事もあります。
部位不担保は珍しい事ではないので、通院して全く問題無かった場合はそこまで気にする必要はありません。
ポイント
⇒どんな病気、けがでも不担保にされた部位は(一定期間)保障対象外
持病自体の(一定期間)不担保(特定疾病不担保)
特定の病気が起因で起こった病変は、どこの部位であろうとも(一定期間)保障がされなくなります。
特定部位不担保はどんな病気でも不担保になった部位の保障はされませんが、特定疾病不担保は同じ部位が他の病気で犯された場合保障されます。
【特定疾病不担保の例】
⇒胃がんで起こった病変は保障対象外だが、胃潰瘍を患い胃に病変が起きた場合は給付金の保障対象
【特定部位不担保の場合は?】
⇒胃がんは対象外
⇒胃潰瘍も対象外
※胃という部位が保障対象外のため
特定部位不担保も、特定疾病不担保も契約者(申込者)の承諾が必要なので、勝手に契約を進められる事はありません。
また、条件も保険会社各社で異なりますので、持病や病歴がある場合は条件が最も良い保険商品を根気強く探す事が重要です。
ポイント
⇒不担保にされた病気は体のどの部位に影響がでようとも(一定期間)保障対象外
金銭面以外で医療保険の加入を検討すべきタイミング
ズバリ「人生の転機」が医療保険の加入を検討すべきタイミングと言えます。
理由は、自身と周囲を巻き込んだ環境が大きく変わるからです。
これからいくつか例を挙げていきますが、これ以外にも「自分と周囲に影響が及ぶ」事が起きる(起きた)際は医療保険加入を検討する好機と言えます。
結婚する(した)
当たり前ですが、結婚しパートナーが出来たら独身の頃とは自身の重みが大きく変わります。
どんなに小さな確率でも、自分やパートナーの生活が破たんするリスクはヘッジすべきです。
妻が専業主婦だった場合、自分が病気やけがで働けなくなったらどうなりますか?
一時的であれば妻に働いてもらってもいいでしょう。
しかし、自分が働けなくなる期間は一時的だという保障はどこにもありません。
このように、自分が働けなくなる事で影響を受ける人ができる(できた)時は、医療保険加入の検討をする絶好のタイミングでもあります。
ポイント
自分に何か起きる = パートナーの生活にも影響
⇒医療保険の加入を検討する絶好のタイミング
子供ができた
パートナーと子供すなわち、自分以外の2人の人生を背負う事になるので、自分の重みは独身時の3倍になります。
子供は、あなたとパートナーがお金を使い、自立するまで育てていく必要があります。
パートナーだけでなら、最悪あなたが働けなくなっても働いてもらったりする事ができます。
しかし、子供は働く事なんてできませんし、お金を渡せば勝手に大きくなるようなものでもありません。
「けがや病気で入院・手術しました」は子育てに限って言えばなんの言い訳になりません。
自分、パートナー、子供という非常に大きな影響範囲が想定されるリスクを回避する事は当然ですし、子供が出来たタイミングで医療保険の必要性をパートナー交えて検討するのは良い機会です。
ポイント
自分に何か起きる = パートナーと子供の生活にも影響
⇒医療保険の加入を検討する絶好のタイミング
まとめ
医療保険の加入は金銭的な話だけをすれば「30代で早いほどいい」と言えます。
しかし、金銭的な損得と人生の転機が重要なタイミングである事も考慮すると、「30代で早いほどいい」という中にもずれが出て来て当然です。
結婚、子供が出来るなどの人生の転機が訪れるタイミングは人それぞれです。
普段の生活では「仕事が忙しい」や「休日位ゆっくり休みたい」という気持ちが強く、「医療保険の加入について」という、いわゆる重い話はペンディングされてしまい勝ちです。
そんな中、正に今あなたがこの記事を見ている理由は、自身に大きな環境の変化があったからではありませんか?
「何故今、あなたが医療保険の加入タイミングについて考え、この記事を見ているのか?」を整理してみてください。
きっとあなたを動かす大きな環境の変化がある(あった)はずです。
そうだとしたら、今は医療保険に加入する良いタイミングであると言えます。
途中で面倒くさいとあきらめたりせず、自分にとってベストの医療保険を選択し加入できるように、納得できるまで調べ抜いて良い保険商品を選びましょう。
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はじめての医療保険で失敗したくない方必見!医療保険選びの5つのポイント
「はじめてだからどんな医療保険に加入したらいいのかわからない。。。」 医療保険はオーダーメイドスーツのようなもので、ニーズに合わせて自分ピッタリの保険を作る事が出来ますが、その反面、保険に詳しくない方 ...