医療保険に加入したい

死亡者の53%以上を占める三大疾病とは?平均治療費と治療期間・リスクを解説

更新日:

医療費

三大疾病とは「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳血管疾患(脳卒中)」の事を言い、日本において死亡率ワースト3の病気です。

普通に考えた場合、死亡率がワースト3の病気なら備えをしておくべきなのですが、医療保険の保障は、三大疾病に限って言うと(厳しい)条件がある事が多く、ただ病気にかかっただけでは保障が受け取れないケースがあります。

そこで今回は、三大疾病にかかる可能性と、かかった場合の治療費や治療期間がどの位になるかをまとめていきます。

さらに、「医療保険はどのように三大疾病の保障をしているか」を知る事で、自身は「三大疾病」に対してどのように備えるべきかを、この記事に目を通して判断してください。


保険比較の便利サイト「i保険」

i保険の資料請求生命保険や医療保険などの保険商品は、1社のサービス内容を見て判断するのではなく、複数社を比較して決めるのが失敗しない保険選びには必要ですが、「i保険」ならネット上で比較できます。

ついでに無料で資料(パンフレット)の取り寄せもできますので、とっても便利です。

気になる方は利用してみてくださいね。

>>i保険の「生命保険比較サイト」はこちら

「i保険」を今すぐCHECK

三大疾病とは?

考え込む夫婦
冒頭でも触れましたが、三大疾病とは日本人の死亡率ワースト3である「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳血管疾患(脳卒中)」の事を指します。

しかし、あくまで死亡率によるカテゴライズなので、それぞれは全く異なる病気です。

まずはそれぞれがどんな病気なのかを、一つずつ説明して行きます。

1:がん(悪性新生物)

がん(悪性新生物)の特徴は以下の通りです。

  1. 自律性増殖:がん細胞はヒトの正常な新陳代謝の都合を考えず、自律的に勝手に増殖を続け、止まることがない。
  2. 浸潤と転移:周囲にしみ出るように広がる(浸潤)とともに、体のあちこちに飛び火(転移)し、次から次へと新しいがん組織をつくってしまう。
  3. 悪液質(あくえきしつ):がん組織は、他の正常組織が摂取しようとする栄養をどんどん奪ってしまい、体が衰弱する。

引用:知っておきたいがんの基礎知識(国立がん研究センター がん情報サービス)

「病気」という言葉から、ウィルス性のものをイメージしてしまいますがそうではなく、悪い細胞が際限なく増殖し、正常な組織の栄養摂取を阻害する病気です。

がんは誰にでもかかる可能性が潜んでいます。

生活習慣(喫煙、飲酒)などを正す事で、ある程度の予防は出来ますが、現在は確実に予防出来る手段がありません。

また、がんはがん患者から他の人へは感染しません。

※がんやがん保険に関しては、「【医療保険とがん保険】どっちに加入すべきか分からない方にその違いを簡単比較」の記事で詳しく紹介しています。

ポイント

■がん = 悪い細胞が際限なく増殖し、正常な組織の栄養摂取を阻害
∟がん患者から他の人へは感染しない
関連記事
多数決
【医療保険とがん保険】どっちに加入すべきか分からない方にその違いを簡単比較

「医療保険とがん保険はどちらに入るべき?なんとなくしか違いが分からないので判断ができない。。。」 このような悩みをもっている方はとても多いです。 しかし、あなたが必要な保険の種類を見つけることは意外と ...

2:心疾患(急性心筋梗塞)

急性心疾患とは、心臓の冠動脈が狭くなり、完全にふさがって血液が通じない状態の個所ができてしまい、その部分の心筋細胞が壊死する事を言います。

冠動脈が細くなる要因としては、加齢により血管壁にコレステロールが溜まり動脈硬化が進む事が挙げられます。

この、心臓を動かす血液が不足する事を「心筋虚血」といいますが、程度が軽く、可逆性(酸欠状態の個所が治る)のものを狭心症といい、重症で不可逆性(酸欠状態で細胞が壊死した個所は治らない)のものを心筋梗塞と言います。

ポイント

■狭心症 = 可逆性(酸欠個所は治る)
■急性心筋梗塞 = 不可逆性(酸欠個所は細胞が壊死しているので治らない)

3:脳血管疾患(脳卒中)

脳卒中は単一の病気を指しておらず、「脳内出血」「くも膜下出血」「脳梗塞」をまとめた名称です。

【脳卒中】

  1. 脳内出血
  2. くも膜下出血
  3. 脳梗塞

「卒中」とは「卒然として邪風に中-あた-る(突然、悪い風にあたって倒れる)」という意味です。脳卒中はある日突然起こるため恐ろしいのですが、前兆が全くないわけではないのです。
引用:脳血管疾患③ 脳梗塞(特定非営利活動法人 日本成人病予防協会)

この事から、3つの病気とも共通して(前兆が無い訳ではないが)脳に突然訪れる病と言えます。

続いて、各病気を説明していきます。

ポイント

■脳血管疾患(脳卒中)
1:脳内出血
2:くも膜下出血
3:脳梗塞

⇒前兆が無い訳ではないが脳に突然訪れる

脳内出血

脳の実質内(大脳、小脳および脳幹)に起きた出血のことをいいます。これは、脳内の細かい動脈が何らかの原因で破れて脳の中に出血することによって起こります。そのため、意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れます。
引用:脳血管疾患① 脳内出血(特定非営利活動法人 日本成人病予防協会)

ポイント

■脳内出血 = 文字通り脳から出血すること
⇒意識障害、運動麻痺、感覚障害が現れる

くも膜下出血

脳は外から順に硬膜、くも膜、軟膜で覆われています。そして、くも膜と軟膜との間のくも膜下腔には、脳脊髄液が常に循環しています。このくも膜下腔に起こる出血のことを、くも膜下出血といい、脳卒中の中で、最も死亡率が高い病気です。
引用:くも膜下出血"脳血管疾患② くも膜下出血(特定非営利活動法人 日本成人病予防協会)

ポイント

■くも膜下出血 = 脳のくも膜下腔から出血すること
⇒死亡率は脳卒中のなかで最も高い

脳梗塞

脳の動脈の内腔が血液の固まり-血栓-によってつまり、そこから先に血液が流れなくなるものです。血液の流れのなくなった部分の脳は、酸素や栄養素が不足し、脳細胞が壊死に陥ります。これを「梗塞」と言います。
引用:脳血管疾患③ 脳梗塞(特定非営利活動法人 日本成人病予防協会)

ポイント

■脳梗塞 = 脳の血管が血栓で詰まり、酸欠状態の細胞が壊死すること

五大疾病は「三大疾病」に「糖尿病」と「精神疾患」を加えたもの

「五大疾病」という言葉ができる以前、「三大疾病」に「糖尿病」を加えた「四大疾病」という言葉がありました。

その後、「精神疾患」患者数が320万人を超えた事が、平成23年に行った厚生労働省の調査で判明したのですが、この320万人という数は、それだけの数で「四大疾病」の患者数を超えていたため、「四大疾病」に「精神疾患」を加え「五大疾病」という言葉が新たにできました。

このような流れを経て、「5疾病5事業」(五大疾病)を、国単位で重点的に対策していく医療計画が平成25年度から実施されています。

ポイント

■「四大疾病」 = 「三大疾病」 + 「糖尿病」
■「五大疾病」 = 「四大疾病」 + 「精神疾患」

三大疾病になった場合の治療費

医療費
「三大疾病」の治療費がある程度わかれば、備えもどの位必要なのか分かってきます。

「三大疾病」は全て「生活習慣」をただす事である程度予防できますが、かかるリスクを0にはできません。

どんなに予防しても、かかる可能性はあるのですから、「三大疾病」にかかった場合はいくら位治療費がかかるかを知り、リスクに備える事は重要です。

【前提】治療費が高額になった場合は「高額療養費」制度を必ず利用する

大前提として、「三大疾病」に限らず、治療費が高額になった場合は「高額療養費制度」を利用できます。

「高額療養費制度」は「公的医療保険」の保障なので、民間の保険商品に加入していなくても使用できます。

先進医療など、一部対象外になるものもありますが、この制度を利用すれば、(平均的な給与のサラリーマンの場合)月あたりの医療費の自己負担上限額が80,000円程度となますので、治療費が高額になる場合は必ず利用しましょう。

※「高額療養費制度」については、「30代が今から医療保険に入る必要性をメリット・デメリットを元に徹底比較」の記事で詳しく紹介しています。

ポイント

「三大疾病」に限らず治療費が高額になる場合は「高額療養費」制度を利用し、月あたりの自己負担上限を80,000円程度にできる。

がんの治療費

1件あたりのがんの治療費は、入院した場合で70万円程、通院で5万円程かかります。

ただし、あくまで平均の話であり、がんの治療費はがんの種類や治療方法によって大きく変動し、特に上振れする金額が非常に大きいです。

極端な例だと、先進医療が必要になった場合、公的医療保険は適用されない上、1度の技術料で300万円程かかるケースもあります。

「がん保険」という専門の保険商品があるのも、このような大きく上振れする治療費を保障するためです。

がんの治療費に関しては「医療保険とがん保険】どっちに加入すべきか分からない方にその違いを簡単比較」の記事で詳細に説明しています。

※ここでは自己負担額の3割ではなく10割で治療費を表記

ポイント

■がんの治療費 = 1件70万円程

ただし上振れする金額が非常に大きく平均はあまり参考にならない

心疾患の治療費

厚生労働省の統計では虚血性心疾患の治療費は、一件あたり約76万円となっており、入院した場合(平均5.55日)136,455円/日、入院外(平均1.27日)で12,286円/日です。

【虚血性心疾患の治療費】

■1件当たり
約76万円▼入院
136,455円/日
⇒平均入院日数は5.55日▼入院外
12,286円/日
⇒平均1.27日

例えばステント手術を行った場合、少なくとも30~40万円程かかります。
※ステントの数で金額は大きく変わる

【虚血性心筋梗塞の手術】

■ステント手術
30~40万円
⇒ステントの数次第では数倍になる事も

以上を踏まえると、急性心筋梗塞を起こし、緊急でステント手術を行い入院をした場合などは治療費が100万円を超える事もありえます。

※自己負担額の3割ではなく10割で治療費を表記

ポイント

■急性心筋梗塞の治療費 = 約76万円

■急性心筋梗塞でステント手術を行った場合などは治療費が100万円を超える事もある

脳血管疾患(脳卒中)の治療費

厚生労働省の統計では脳血管疾患の治療費は、一件あたり約78万円となっており、入院した場合(平均17.72日)43,910円/日、入院外(平均1.37日)で11,352円/日です。

【脳血管疾患(脳卒中)の治療費】

■1件当たり
約78万円▼入院
43,910円/日
⇒平均入院日数は17.72日▼入院外
11,352円/日
⇒平均1.37日

特に脳梗塞の場合は、入院日数が3か月以上になるケースもみられ、その場合は治療費が300万円近くなる場合もあります。

※自己負担額の3割ではなく10割で治療費を表記

ポイント

■脳血管疾患(脳卒中)の治療費 = 約 78万円

脳梗塞のように入院期間が非常に長くなった場合は300万円近くなる事もある

三大疾病になった場合の治療期間

病室
「三大疾病」にかかってしまった場合は、病気になる前の体に戻る事が難しく、長いリハビリ期間を経ても日常生活が一人で出来ない場合があります。

当然ですが、仕事を休んでいる間は給料も出ませんので治療期間が長くなるという事は、肉体的、精神的に辛い事に加えて給与収入が無い状態で治療費がかさむという事になります。

ここでは、「三大疾病」にかかった場合、どの位の治療期間を要するのか詳しく見て行きます。

【前提】病気で仕事を長期欠勤する場合は傷病手当金制度を利用する

条件はありますが、サラリーマンの場合は「傷病手当金」制度を利用できます。

最長1年6か月間、給料の約6割が支給されますので、病気やケガで長期間欠勤する事になりそうな場合は必ず利用しましょう。

がんの治療期間

治療期間が半年未満の方が約50%近くいる中で、半年以上5年未満が35%、10%未満ではありますが5年以上かかる方もいます。

【がんの治療期間】

■1半年未満
約50%■半年以上5年未満
約35%■5年以上
10%未満

このように、治療期間が人によって異なるのは、がんという病気の特性にあります。

がんは「転移」と「再発」をする病気で、「効果があったので治療を完了します」とはいかずに、通院をし続けたり抗ガン剤の効果を確認しながら服用を続ける必要があるのです。

ポイント

■がんの治療期間は人によってさまざま

心疾患(急性心筋梗塞)の治療期間

症状によるので一概には言えませんが、治療開始してから会社への復帰には半年程度は必要です。

心臓リハビリには、「急性期・回復期・維持期」という3段階があり、会社への復帰が出来るのは維持期まで回復してからです。

【急性心筋梗塞の治療期間】

■急性期
入院中■回復期
2,3か月
⇒一般病棟を退院して通院が可能になるレベル■維持期
回復期が終わってから5,6カ月または終生
⇒復職を果たし社会復帰

特に回復期は運動(重い物を持つ、満員電車に乗る)の制限がされますし、維持期でも人によって状態は変わります。

社会復帰を急いで無理せずに、半年程度はかかると考えましょう。

ポイント

■心疾患(急性心筋梗塞)の治療期間
・社会復帰までには半年以上かかる事が多い
※病状による

脳血管疾患(脳卒中)の治療期間

脳血管疾患(脳卒中)は「がん」や「心疾患(急性心筋梗塞)」と比べて入院期間が非常に長くなる可能性があります。
※入院が半年に及ぶこともある

部位が脳という事で、後遺症が出やすくリハビリに時間がかかるのが理由です。

脳血管疾患(脳卒中)の治療に関しても、心疾患(急性心筋梗塞)と同様に「急性期・回復期・維持期」という3段階があり、会社への復帰が出来るのは維持期まで回復してからです。

【脳血管疾患(脳卒中)の治療期間】

■急性期
入院中(1~2か月)■回復期
5,6か月
⇒リハビリ■維持期
回復期が終わってから

先に説明しましたが、脳血管疾患(脳卒中)を発症した場合は半数以上が死亡か後遺症が残ります。

運よく一命をとりとめても、辛い後遺症と向き合わなければいけないケースが多く、リハビリが終わってからも脳血管疾患(脳卒中)にかかる前の状態に戻る事は難しいです。

維持期まで来れたからと言って必ず社会復帰できるとは限りません。

ポイント

■脳血管疾患(脳卒中)の治療期間
・入院期間が半年など長くなるケースもある
・後遺症が残る可能性が高い
※病状による

三大疾病を保障する医療保険

保険
「三大疾病」を保障する医療保険は通常の医療保険やがん保険に「三大疾病」特約を付けるものと、「三大疾病保険」の二つがあります。

これらの保険商品をどう選ぶかは、「三大疾病」の特徴をしっかりとカバーできているかが鍵です。

「三大疾病」の特徴とは、これまでの説明から以下の3つがあると言えます。

【「三大疾病」の特徴】

  1. 重篤な後遺症が残る可能性がある
  2. 治療費が嵩む可能性がある
  3. 治療期間が長期化する可能性がある

三大疾病は給付金をもらえる条件が厳しい

後遺症も残らず、早期に健康な状態を取り戻し社会復帰できた場合、給付金を受け取れる可能性は低いです。

給付金の種類と受け取り条件を見てみましょう。

【三大疾病の保障】

■「一時金」という一度にまとまったお金がもらえるものが主流
⇒50・100・200万円など

【がんの給付条件】

  • がんの種類(上皮内新生物)によっては保障がされない。
  • 加入から90日はがんにかかっても保障されない(免責期間)

【心疾患(急性心筋梗塞)の給付条件】

  • 60日以上入院したなど生活に支障をきたす

【脳血管疾患(脳卒中)の給付条件】

  • 医師から「60日以上神経学的な後遺症が継続した」と診断が必要

「60日以上の入院や神経学的な後遺症が残る」事は、一般的に考えて早期に社会復帰できたとは言えません。

この事から、「三大疾病」保険は、治療費や治療期間が上振れするケースを保障していると考えるべきです。

※最近はがん(上皮内新生物)でも保障されたり、心疾患(急性心筋梗塞)や脳血管疾患(脳卒中)は「治療の為の入院や手術」の場合は保障金を受け取れる保険も出ています。

「三大疾病」プラス「死亡・高度障害」保障の保険は貯蓄性がありお得

「三大疾病に関係なく」死亡時や高度障害状態になった場合、「死亡保険金」や「高度障害保険金」を受け取れ、なおかつ「三大疾病」を保障する保険商品があります。

こういった保険商品は「死亡保険」の意味合いを持たせつつ、「三大疾病」の上振れした治療費(期間)もカバーする事ができます。

「三大疾病」保険は一時金の金額(50・100・200万円など)から考えても、上振れした治療費をカバーしきれないケースが出てきます。

「三大疾病」保険を選ぶ際は、「死亡・高度障害時の保険金」と「三大疾病」の保障も付いたものを選ぶと損をする事は少ないでしょう。

ポイント

■三大疾病保険の保障
・一時金が主流
⇒50・100・200万円など

・「三大疾病」に関わらず死亡・高度障害時の給付金が貰えるものもある
⇒死亡保険の意味合いを持たせつつ「三大疾病」のリスクもカバー

三大疾病になった場合に住宅ローンが保障される保険はあるの?

給付金の名目としてローン保障というものは一般的な医療保険にはありません。

医療保険の給付金は使用目的を制限、指定していませんので、受け取った給付金を住宅ローンに使う事は、受け取った側の自由です。

長期間仕事に復帰できず収入がなくなるので、住宅ローンを払う事ができないという心配は、就業不能(所得保障)保険に加入する事で補てんができます。

ポイント

■三大疾病に限らず長期間仕事に復帰出来ない場合
⇒就業不能(所得保障)保険

団信には「三大疾病」特約がある

住宅ローンが保障されるものとして、「団信の三大疾病特約」があります。

「団信」の加入は住宅ローンを組む際の条件になっている場合がほとんどで、死亡、高度障害時は住宅ローン残額を保障し相殺してくれます。

この「団信」に「三大疾病特約」を付与すると、三大疾病にかかった際に住宅ローン残額の保障をしてくれます。

保障条件は一般的な「三大疾病」保険と同じです。

ただし、こちらは住宅ローンに組み込まれた保険なので、住宅ローンが終了すれば保険期間も満了となりますので注意してください。

ポイント

■死亡・高度障害時
⇒「団信」の保障でローン残額を保障(相殺)

■三大疾病
⇒団信の「三大疾病」特約を付与可能
※保障期間 = 住宅ローンの残期間となる

日本の総死亡数から見る三大疾病になる可能性と死亡率

グラフ
三大疾病について、それぞれの病気がどのようなものかを説明してきましたが、ここでは日本の総死亡数における三大疾病の死亡数(死亡率)がどの位の割合なのかを纏めます。

【総死亡数から見る三大疾病の死亡数(死亡率)】
  がん
(悪性新生物)
心疾患 脳血管疾患 合計
死亡数 368,103 196,925 114,207 679,235
死亡率 約28.9% 約15.5% 約9.0% 約53.4%

※死亡率は平成26年の総死亡数で各病気の死亡数を除して算出
⇒日本における平成26年(10月)の総死亡数 = 1,273,004

※データは全て平成26年で統一

総死亡数の53%以上が「三大疾病」

このように、日本の総死亡数のうち、三大疾病で死亡する割合は53.4%です。

これは自分自身も三大疾病で死亡する可能性が53.4%ある事を意味します。

「3人に一人はがんで死亡し、3人に二人は三大疾患で死亡する」とは良く言われています。

この事から、三大疾病について良く知り、備える必要があるのは明らかです。

後述しますが、三大疾病の保険商品は、「がん保険」を除き、「三大疾病保険」や医療保険の「三大疾病特約」とひとくくりにされています。

「三大疾病保険」という、ひとくくりにされた保険商品は保障が万全なのか、加入する事で損をしないのか、という心配について、各病気それぞれのデータからもう少し詳しく見て行きます。

ポイント

■日本の総死亡数から見た割合
・がん = 3人に一人はかかる
・三大疾病 = 3人に二人はかかる
※各病気の死亡数/総死亡数から算出

がんになる可能性と死亡率

総死亡数から算出した死亡率ではなく、より詳細な「累積罹患リスク」と「累積死亡リスク」というデータを参照すると、生涯でがんにかかる可能性は、男性62%、女性46%で、がんで死亡する確率は、男性25%、女性16%となっています。

すなわち、

男性の場合は、約3人に二人ががんにかかり、4人に一人ががんで死亡する。女性の場合は、約2人に一人ががんにかかり、約5人に一人ががんで死亡する。

となります。

また、上記の数値は全年齢の平均になりますが、がんにかかる可能性、死亡率は年齢に比例して高くなって行きます。

【「累積罹患リスク」と「累積死亡リスク」】

ある年齢までにある病気(ここではがん)にかかる(死亡する)可能性を表したデータです。どの年齢で特定の病気にかかり、どの年齢で死亡したのかを纏めたデータなので、一人の人間が一生の内に特定の病気にかかり、死亡する可能性を考える場合は、死亡数からではなくこの指標を用いた方が正確です。

死亡率から見たがんにかかる可能性とずれがあるのは、そもそも元のデータが異なるからです。

ポイント

■「累積罹患リスク」と「累積死亡リスク」から見た場合、

・男性:約3人に二人ががんにかかり、4人に一人ががんで死亡
・女性:約2人に一人ががんにかかり、約5人に一人ががんで死亡

かかる可能性、死亡する可能性共に年齢と比例関係。

心疾患(急性心筋梗塞)になる可能性と死亡率

心疾患(急性心筋梗塞)にかかる可能性は「国立循環器病研究センター」が冠動脈疾患(心筋梗塞を含む)のリスク(かかる可能性)を、個人ごとに算出できる方法(リスクスコア)として公表しています。

この「リスクスコア」は健康診断で計測される指標(血圧、LDLコレステロールなど)や既往症(糖尿病有無)、生活習慣(喫煙等)をスコア化して、個人の冠動脈疾患(心筋梗塞を含む)リスクを数値化できるようにしたものです。

心疾患(急性心筋梗塞)にかかる可能性は生活習慣(喫煙など)に大きく左右されますので、「リスクスコア」を利用する事で自分自身の正確なリスクを把握できます。

死亡率については、急性心筋梗塞患者の14%は病院に搬送される前に心停止し、急性期死亡率(発症から30日以内の院内死亡率)は6~7%です。

また、「喫煙者が禁煙すると10~14年で心筋梗塞の危険が非喫煙者と同レベルになる」というデータもあり、それほど生活習慣(特に喫煙)が与える影響は大きいと言えます。

ポイント

■心疾患(急性心筋梗塞)にかかる可能性 = 「リスクスコア」を用いて自分がかかる可能性を確認できる
∟喫煙者が禁煙すると10~14年で心筋梗塞の危険が非喫煙者と同レベルになる

■心疾患(急性心筋梗塞)の死亡率
・14%は病院搬送前に死亡
・発症から30日以内の院内死亡率:6~7%

脳血管疾患(脳卒中)になる可能性と死亡率

脳血管疾患(脳卒中)にかかる可能性も「リスクスコア」の算出方法が「国立がん研究センター」の「予防研究グループ」から公表されています。

かかる可能性は心疾患(急性心筋梗塞)と同様で、生活習慣などに大きく左右されます。

そのため「リスクスコア」を用いる事で、自分にどの位のリスクがあるかを正確に把握できます。

死亡率に関しては、「脳卒中発症者の半分以上が死亡あるいは介護が必要な状態」になっており、非常に危険な病気と言えます。

ポイント

■脳血管疾患(脳卒中)にかかる可能性 = 「リスクスコア」を用いて自分がかかる可能性を確認できる

■脳血管疾患(脳卒中)の死亡率
・発症した場合、半数以上は死亡か介護が必要

まとめ

「三大疾病」はそれぞれ異なる病気にも関わらず、医療保険では(がん保険を除き)ひとくくりにされています。

そのため、一つの病気に対して細かな給付金設定はされていませんが、「治療費、期間の上振れ」という三大疾病の共通した特徴を一時金でカバーしています。

「ある程度の蓄えがあれば医療保険は必要ない」とは広く言われています。

しかし、妻子を持ち、守るものがあるならば蓄えを超える治療費が必要になる可能性はヘッジをしておくべきです。

貯蓄性のある死亡・高度障害保険に「三大疾病」保障が付いた商品であれば、貯蓄感覚で「三大疾病」のリスクもヘッジができますので、これから医療保険の加入を考えている方は検討をしてみてください。

ポイント
はじめての医療保険で失敗したくない方必見!医療保険選びの5つのポイント

「はじめてだからどんな医療保険に加入したらいいのかわからない。。。」 医療保険はオーダーメイドスーツのようなもので、ニーズに合わせて自分ピッタリの保険を作る事が出来ますが、その反面、保険に詳しくない方 ...

 


最後まで読んでいただきありがとうございます。


この記事が少しでも参考になれば、シェアしていただけると嬉しいです。

-医療保険に加入したい

Copyright© OneStep , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.