41歳で転職するのって勇気がいりますよね。20代の頃なら勢いでできたこともこの年齢になると中々気持ちがのらないものです。
41歳で転職できても、もし失敗したらどうしようなんて考えていませんか?
これを考え始めたらきりがないのはわかっているんだけど悩んでるんだからしょうがないことだよなぁ・・・
この感情、私自身が考えていたことです。
そんな不安な気持ちを持っていた私は色々と考え、1つの方法を思いつきました。失敗した人の経験を活かせば、不安は和らぐのではないか!と。
ミドル転職者なら誰しも、失敗は怖いと感じています。
しかし、怖いから行動しないのは非常にもったいないことです。
それならば転職リスクを理解した上でなるべくリスク回避すればいいだけ。
そこで、この記事では、実際に私が調べてわかった「失敗事例から学ぶ転職に失敗しない為のコツ」をできるだけ詳しく解説していきます。
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3つの失敗事例から学ぶ41歳での転職リスク

転職失敗リスクを小さくするためにもまずは先人の失敗体験から学んでいきましょう!
同じ失敗を繰り返さない為にも失敗事例を読み込んでおくことは重要な行動です。
他人事だと考えずにここでの失敗談を心に留めておきましょう。
失敗事例1:考えていたよりも残業が多かった!
体験談①
転職に失敗したようです。去年の 11月にドラッグストアに入社しましたが、どうやらブラックのようです。
説明された就業規定では、残業がある日で9時から10時までですが、実際は1時間早く来て仕事をしないといけない感じです、しかもその分残業が付きません。
シフトが変わるごとに残業が増えていき、計算上では残業時間が70時間程なのに、実際は残業時間が48時間の計算です。
その為、一日の睡眠時間が4時間程で肉体的にも精神的にも辛い状況です。
明らかにブラックの基準に当てはまると思うのですが、労基などが動いてくれる可能性はありますか?
また、入社したばかりなので、職歴などに傷が付くので転職などにも踏み出せないです。どうか、アドバイスをお願いします。
この方は残業で失敗しているケースです。まだまだサービス残業が多いのが現実なのでこういった転職失敗は誰でも遭遇する可能性がありますね。
もしこの状況になってしまったら退職するしかありませんが次の職を探すとなると躊躇するのも当たり前です。
こういったことが無いように離職率が高いのか調べておく必要がありますね。
離職率が高いということは何かしらの問題があるということです。
なぜ離職率が高いのかを調べるには転職エージェントを活用するのがオススメです。
自分一人で調査するのは難しいので転職のプロの力を借りて実際の状況をできる限り調査しておきましょう!
ることが目的ではなくやりたい仕事をする為に転職活動をしていることを忘れないようにしましょう!
引用:yahoo知恵袋
失敗事例2:転職前に聞いていた給料と違う!?
体験談②
入社してみたら、面接の時に聞いていた労働条件、給与額と違っていた。特に給与が想定していたより低いのは、生活が苦しくてつらい……。
給与が違うというのは少ないケースですが実際にあるようです。
対策としては入社前にもらえる労働条件通知書を必ず確認すること。
調べてみたところ、この通知書を労働者に交付することは企業の義務となっていました。
ここには待遇面や勤務地などの情報が記載されていますのでもらえない場合は必ず確認しておくことが重要だということですね。
転職後に失敗した・・・なんてならないようにできることは自分で確認しておきましょう!
引用:マイナビ転職HP
失敗事例3:やりたい仕事に転職・・・現実は違った。
体験談③
転職でやりたかった仕事に就きました。自分のやりたい仕事のため、低賃金でしたが、目をつむりました。
しかし、暫くして、部署移動となりアウトバウンド(電話営業)部所に配属されました。
給料は変わりません。「仕事なんて選ぶ物ではない」と仰る方もいらっしゃいますが、アウトバウンドはやりたくもない仕事です。
部署異動があるかどうかは転職前に確認できる内容です。
聞きにくいことでも自分にとって重要な事は確認しておくことをオススメします。
転職後に失敗!となるよりは入社前に失敗した方がマシだからです。41歳転職者であればなおさらですね。
せっかくやりたい仕事に転職できたのに部署異動となっては本末転倒です。
転職をすることが目的ではなくやりたい仕事をする為に転職活動をしていることを忘れないようにしましょう!
引用:yahoo知恵袋
【職種別】40代で転職すると失敗しやすい業種5選

40代転職者は失敗するわけにはいかない年齢になっています。
失敗するたびに経歴が汚れてしまい、更に転職が厳しいものとなりますからね。
色々と調査していくと転職失敗事例を読み込んでいくことであることに気が付きました。
転職失敗となる確率が高い業種があるということです。
そこでこれらの業種がなぜ失敗事例が多いのか、そしてその対策はないのかについて詳しく調べてみました。
介護業
介護職は転職失敗事例が最も多く散見されました。
きつい仕事だというのは想像がつきますが転職された方の多くは考えていたよりも大変だと感じているようです。
離職率が高い統計が厚生労働省のHPで見ることができましたので確認してみましょう。
上記の表は常勤、短時間の労働者離職率をグラフにしたものです。
全産業計の離職率は12.4%であるのに対して常勤介護職の離職率は16.8%と高めなのがわかります。
私のイメージではもっと高いのではないかと考えていましたが思ったよりは低めです。
そして離職者の勤続年数が短い傾向になっているということも分かりました。
上記表からわかるように退職者の70%以上が勤続年数が3年未満。1年未満も3~4割いるのが現状のようです。
それだけ厳しい業界だということが分かりますね。
結論として、「転職できそうだから仕事に就いてみた!」という考え方の人は絶対に転職してはならないということ。
しっかりとしたビジョンを持って転職しないと失敗する業界と言えますね。
詳しくは「41歳未経験から介護職に転職できる?難易度や介護職場の実態」の記事で解説していますので、ご覧ください。
飲食業
飲食関連の会社も転職しやすい状況となっているようです。要因としては深刻な人手不足と離職率の高さです。
下の表は厚生労働省HPに掲載されている業界別離職率をグラフにしたものです。
入職率、離職率共に高いことが分かります。
離職者が多いので入職者もおのずと増えている傾向が見て取れます。
この中に占める40代の割合いが気になりますよね。ということでこちらも一緒に調べてみました。
上記を見ると若い世代が入職・離職をしていて全体の離職率を上げている構図が見えてきます。
40代に注目してみるとそんなに高くないのが分かります。この年齢まで続く人は継続して勤務しているということです。
結論、40代まで継続勤務している人が少なくそれまでに離職してしまう厳しい現状があるようです。
若い人の中にはいり、リーダーシップを取れないと難しい業種と言えるでしょう。
本当に人と接することが好きで経営を学びたいと考えている人でないと失敗に陥る可能性がある業界です。
娯楽業
娯楽業は、遊ぶ施設のこと。テーマパークや遊技施設になります。
私自身もこの業界で正社員として仕事をしたことがありますが離職率が非常に高い業界でした。
只、企業によって優良企業と言える会社もあり全てをひっくるめて判断はできないというのが私の見解です。
オリエンタルランドのような大企業で待遇も良く休日も多い会社では離職率は低い傾向にあるというのが事実なので一概には言えません。
どこでもいいから転職しようと考えてしまうと離職につながりますので実状を分かる範囲で調査する必要がありますね。
又、離職率が高い業界と言っても意外と続けている人が多くいて、この仕事が心から好きでやっているという人が続いている傾向です。
小売業
離職する人の要因として
- 給料が安い。
- 転居を伴う人事異動が多い。
- 今後を考えるとスキルアップにつながらない。
この3点で退職する人が多い業界です。
店長職以上になれればそれなりの給料をもらうことができますが平社員、主任クラスだと年を追うごとに周りと比較して安くなります。
飲食業と比較すると正社員数が多いので店長職へのハードルが高いのも特徴です。
飲食業は若いうちに比較的簡単に店長になりますが小売店はそうではありません。給与を上げるのが大変だということです。
そして何と言っても転居を伴う異動の多さです。普通の企業と比較するとかなり頻繁に異動があるのが実状です。
家庭を持っていると将来設計が立てにくいというデメリットがあり、多くの人がかなりの頻度で単身赴任を強いられます。
小売業自体が儲かりにくい体質なので給料もあまり望めないというのが現状のようです。
人事異動が気にならない人は比較的続いている傾向にあります。自分はどうなのか正直な気持ちを確認しておきましょう。
宿泊業
飲食業で載せている表と全く同じもので確認していますが宿泊業もかなり離職率が高い現状が分かります。
離職率が32.0%ですので3人に1人は必ず辞める計算になります。
この仕事は「嫌で辞める人間」と「キャリアアップのために辞める人」がいるのが実情で全てが後ろ向きに離職しているわけではなさそうです。
ホテル業界は通常の企業よりも転職する人が多い傾向にあり、周りが転職するので流される形で違うホテルに移るという人もいるようです。
色々と調べていくとこういった業界的な理由が離職を更に増やしている要因の1つと言えそうですね。
ホテル業界に転職を考えているならいくつかのホテルを渡り歩きキャリアアップするつもりでいた方が良いでしょう。
40代からの転職で失敗しない為の重要な3つのコツ

ここがこの記事の本丸部分です。
40代転職者は転職で失敗することを最も恐れています。私がそうだからよく分かります。
そうならない為にも、転職で失敗しない為のコツをまとめてみました。
もちろん絶対に失敗しないわけではなく、失敗の可能性を下げるものと考えて確認してみてください。
自分は転職してどうなりたいのかを真剣に考える
まず、自分の人生をどうしたいのかを真剣に考えることを推奨します。
自分が第一優先(この条件だけは譲れない)としたいものはなにか・・・
例えば
- 時間を大切にしたい。(残業が少ないは譲れない)
- 好きな仕事、やりたい仕事に就きたい。
- 家族と一緒にいたい(転居を伴う異動だけはしたくない)
- 休日を大切にしたい(年間休日120日以上は譲れない)
- 歩合給で働きたい(結果を出した分だけ給料をもらいたい)
など自分の気持ちに正直に考えると出てくると思います。
この第一優先にしたい部分がしっかり決まっていれば転職失敗の可能性は低くなります。
その一つに集中して調べることを行えば望む結果を得やすくなります。
そして第一優先とすることを転職活動に当てはめていきましょう!
その一つのメリットが他のデメリットよりも大きいと言えるかどうかがキーポイントですね。
常時、求人掲載されている企業は避ける
求人掲載がいつもされている企業は
- 離職率が高いからいつも求人を載せている。
- 急速な業務拡大をしているのでいつも求人に載せている。
この2点がいつも掲載されている理由です。
後者の理由であれば問題はありません。
しかし、前者の離職率が高いことが理由の企業は避けた方が無難です。転職失敗の可能性を下げることにつながりますからね。
離職率が高くいつも求人を掲載している企業はブラック企業の可能性がありますよね。
こういった企業は待遇面や労働環境などが悪いなどの理由が必ずあるものです。
どうしても受けてみたいという人は口コミなども良く確認しておきましょう。
転職エージェントは必ず活用する
40代転職者の大きな味方となるのが転職エージェントです。
転職のプロであるアドバイザーが自分の転職を最大限サポートしてくれます。
転職を失敗させない為の大きな武器となります。
転職エージェントを活用することで転職失敗確率を下げられる理由は以下の3点です。
- 履歴書、職務経歴書の書き方サポートをしてくれるので書類選考通過の確率が格段に上がる。
- 目指している業界の面接対策を実施してくれるので採用される確率が上がる。
- 聞きにくい待遇面や残業、休日などをアドバイザーを通して確認することができる。
40代転職者は書類選考で落とされる確率が高い傾向にあります。この部分をサポートしてくれるので書類選考通過確率が格段に上がります。
転職活動での失敗確率を下げてくれます。
面接も対策してくれるのでここでの失敗確率も下げてくれます。
そして大きいのは直接面接などでは聞きにくいことを転職アドバイザーの人が企業側に確認を取ってくれます。
こういった聞きにくい内容が転職前にある程度でも分かっていれば「こんなはずでは無かった」というのが減り転職した後にやっぱり失敗だったなんてことにはなりません。
失敗しない為にも転職エージェントを積極的に活用しましょう。
まずは求人数、実績のあるリクルートエージェントへの登録だけでも済ませておきましょう!
まとめ
正直な気持ちでなぜ自分は転職したいのかをおさえておきましょう!
前向きな理由ならOKですが、単にきついから辞めたいという人は【何がきつくて辞めたいのか】を明確にする必要があります。
残業が嫌なら残業が少ない企業、休日が少ないなら休日が多い企業へ転職をすれば解消されるということです。
まず初めに正直な自分の転職理由を確認しておきましょう。
その他にも2点ポイントがあります。
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離職率の高い業界へ転職希望の場合はなぜ自分はその業界へ転職したいのかを正直な気持ちで考えてみる。
(前向きな理由ならOK)
- 失敗事例をたくさん調べて読み込んでおく。(同じ失敗をしないように対策をとる)
40代での転職失敗は避けたいところ。しっかり対策を打って悔いの残らない転職活動をするように心がけましょう!