40代で営業職への転職をしたいと考えているけど営業未経験者には「とうてい無理な話」と思っていませんか?
確かに営業職は経験者でないと転職は厳しい世界です。ましてや私のような41歳未経験者ではなおさら。
しかし、色々と調べていくと40代でもきちんとした手順を踏んで転職活動を行えば営業職への道が開ける可能性が高い!ということが分かってきました。
そこで、この記事では、
- 40代未経験者でも本当に営業職へ転職できるのか?
- どんな手順で転職活動を行えば成功確率を上げられるのか?
- そしてどんなアピールが転職成功につながるのか?
このように、41歳の私が営業職に転職する際に気になる疑問を13個ピックアップし、その疑問点を全て調べつくした結果をまとめています。
私と同じように、未経験からの営業職への転職を検討している方は参考にしてください。
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41歳の営業未経験者が営業職へ転職はできるのか?

結論を言いますと、
「40代未経験であっても、営業職への転職は可能です!」
と言うことです。ただ、全ての方が「転職可能」と言えるほど、営業職は甘くないです。
では、どのような方が転職しやすいのでしょうか。
ポイントは、「コミュニケーション能力の高さ」
コミュニケーション能力が高いかどうかが営業職への転職に大きく影響します。
もし、あなたが「コミュニケーション能力には自信があるよ!」とお考えなら、営業未経験でも十分チャンスがありますので、諦めずに可能性を探してください。
ではこれより、「ミドル転職者が営業職に就くことが本当の本当に可能なのか!?」について調べた結果をまとめます。
41歳で営業職って転職しやすいの!?現状を調べてみました。
まず、下記のデータ(異職種への転職割合)に注目してみました。

縦軸が現職の職種。棒グラフで色分けされているのが転職に成功した職種です。
当然、同じ職種に転職する割合が多いのですが、異職種へ転職した割合に注目してみるとどの職種からも営業系への転職が多いということが分かります。
技術系の仕事だと経験値とスキルが身についていないとできませんが、営業職は他職種での経験が活きるケースが多くあります。
上記データから異職種から営業系の仕事への転職は十分に可能性があるということが証明されています。
次に注目したのが異職種への転職成功者が各年齢でどの程度いるのかです。下記のデータをご覧ください。

当然ですが若い世代ほど異職種への転職者割合が多くなっています。残念ながら40代のデータが無かったので、近い年齢層の35~39歳で確認してみました。
この年齢層では28%も異職種への転職を成功させています。
40代となると更に異職種への転職は落ちる傾向にあると推測されます。
しかし、営業系のような職種では年齢を重ねているからこそ即戦力となりうる能力があります。
コミュニケーション能力や現場調整能力、クレーム対応能力などがそれにあたります。これらのは長年色々な修羅場を経験してきたミドル転職者だからこそ持っているスキルです。
つまり、様々な人生経験・社会人経験を積んでいる「40代サラリーマン」なら、未経験でも営業職に転職できる可能性は少なくありません。
ポイント
年齢不問で募集している企業は多く存在します。年齢だけであきらめる必要はない職種と言えますね。
40代で営業未経験でも年齢だけで区切る職種ではないということです。
40代未経験者の市場価値ってあるの?
40代営業未経験者の市場価値は→
「ある」or「ない」
これは正直に言うと、両方とも正解です。
採用する側からすれば40代で未経験者を採用することは大きなリスクがあります。当たり前ですよね。
ただ、ある程度の経験がありすぐに戦力となってくれるだろうと考えてくれれば採用につながるということ。
その「経験」とは
- 必ずしも営業の経験でなくてもいい。
- 異職種での仕事の中で身につけたコミュニケーション能力が経験として捉えてもらえる。
- 人と接する仕事についていれば経験として捉えてもらえる。
年齢不問、未経験者歓迎で募集している企業は上記3点をミドル転職者の市場価値と捉えています。
だから40代営業未経験でも受けてみる価値はあると考えておきましょう。
ポイント
40代になるとマネジメント経験があるという人が多いですよね。
「人をマネジメントする中でコミュニケーションを活かしてこんなことを達成させた。」そんな経験が1つでもあれば採用する価値があると判断してくれるケースが多いので、今のうちに見つけておきましょう。
40代営業職への転職でよくある質問をまとめてみた

転職を失敗しない為にも、転職前に考えられる疑問点は、事前に解決しておくことが重要です。
正直、40代で転職するのは超不安ですよね。その上未経験であればなおさらです。
僕自身もかなり不安でしたから、お気持ちはよく分かります。
ここで、「40代で初めて営業職に転職してみたいと考えている人」が気になる疑問や質問について可能な限りまとめてみました。
営業職の向き不向きのタイプってどんな人?
営業職はコミュニケーション能力が非常に重要な仕事になってきます。
「これって生まれつきの才能ですよね?」って思うかたが多いようですが、これも半分正解で半分不正解です。
半分正解と言っている部分は学生時代に友達を作るのがうまかったり、イケメンじゃないのに彼女を作るのがうまかったり、先輩に可愛がられるのがうまかったりする人っていましたよね。
こういった人は生まれつき人付き合いがうまい人です。なんか話しやすい人っていますよね。
こういう人は話しを聞くのがうまい人で、その人が興味を持っている事などを自然と聞きだす能力が高い人です。つまり営業向きなタイプということになります。
「あの雰囲気って意識して作れるものではなくて生まれつきの才能!?」と言ってもいいものです。
では気になる半分不正解と言っている部分の説明をしていきます。理由は3点です。
- 20代の頃とコミュニケーション能力が成長していないという人はほとんどいない。
- 約20年のサラリーマン生活の中で色々なタイプの上司、部下、同僚と付き合う中で身につけてきたコミュニケーション能力がある。
- 顧客対応が多い仕事経験がある人は確実にコミュニケーション能力がアップしている。
少なからずあなた自身の能力は昔とは全く違うものになっています。しかし、それを踏まえても自分は人付き合いが下手というならば残念ながら営業には向いていません。
向いていないと分かれば営業以外の職種を考えれば良いだけなので悲観することはありません。前向きに捉えるようにしましょう。
ポイント
営業職で結果を出している人には色々な性格の人がいますので一概にこれというものはありません。
しかし何かの形でお客さんから信頼を得ているんですね。営業未経験のあなたにも上司に可愛がられたなどの経験はありませんか?
もしかしたら営業に向いているのかもしれません。今までの自分を振り返ってみましょう。
営業職って何歳までなら転職できるのか?
採用側の立場で考えると若い人を採用したいと思うのは自然なことです。同じ能力であれば若い人を採用をします。
これは絶対です!
30歳以上であれば即戦力として働いてくれるだろうと計算のつく人でないと採用はしてもらえないでしょう。
仮に即戦力と判断してくれた場合でも何歳がボーダーラインなのかが気になるところです。
現実的には35歳程度です。これ以上になるとかなり厳しいと考えておきましょう。しかし40代営業未経験でも転職成功している人もいるんですよね。
これってなぜでしょうか。その理由を分析すると、
- 営業は未経験だけど営業に活かせるすごい経歴を持っている。
- 転職のプロに相談してマッチングしてもらっている。
上記2点が考えられるポイントです。②の方がポイントで自分の力だけでは難しい場合、転職エージェントに相談をしながら活動をするのが鉄則です。
40代であればなおさらですね。
転職エージェントなどを利用しても営業職への転職が無理と考えておきたいのは50代です。(可能性0ではありません)
50代以上の人は他の職種を考えた方が得策でしょう。40代のあなたなら諦めず転職エージェントに相談してみましょう!
初めて転職エージェントを利用する方へ 初めて転職エージェントを利用する方は、業界大手の転職エージェントを活用して、転職活動するのが効率的ですよ。 実際に利用してみると、「求人情報が多かった」「非公開求人もかなり多い」「面接アドバイスや履歴書添削などのサポートが充実して役に立った」などが実感でき、転職に有利でしたよ。 現時点では、「リクルートエージェント」か「マイナビエージェント」の業界大手エージェントを利用すると間違いないですね。 なお、転職エージェントは無料で利用できますし、取り扱い案件も異なるので、少なくとも2社以上のサービスに登録しておくのが最短で転職するためには重要です。
ミドル転職者の給料ってどのくらい?
下記の表は営業職全般の平均年収を表したものです。

当然ですが年を重ねる毎に平均年収が上昇していっているのが分かります。経験があればある程度この年収に近い又はそれ以上の収入が見込めます。
未経験者で営業職へ転職した場合、年齢はある程度考慮されますが平均値よりは低いと考えておきましょう。
ただ、営業職は歩合給という形をとっている企業も多く存在しますし、結果を出せれば給与のアップが見込めるので結果次第とも言えるでしょう。
歩合っていうけど具体的にどのくらいもらえるものなの?
これはピンキリですが歩合が大きい会社では年収1,000~1,500万円を稼いでしまうという人がいるというのが現実なんです。
こんな世界で勝負してみたいという人は不動産業界や生命保険の営業職がおすすめ。
歩合では勝負したくない!けど高収入の営業職に転職したい!と考えているなら海外営業は給料高めです。
語学力が必要となるなど少し特殊なので特定の人が対象ですが魅力ある仕事です。次に高いのはメディカル関連の営業職。
MRやMSといった職種がそれにあたります。幅広い知識が必要となるので勉強がかなり大変な営業職で仕事自体も大変な部類に入るので離職率も比較的高い業界です。
ポイント
歩合給が強い傾向にある不動産業界は離職率が高いというのも覚えておきましょう!
比較的、転職しやすいので勝負してみたいという人は積極的に話しを聞いてみるのもアリですね。
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営業職に必要なスキルって何が必要?
営業職ってセンスのある人が仕事にするなんて考えていませんか?決してそんなことはありません。
向き不向きの話しでも触れましたが今まで磨いてきたスキルで勝負できるケースもあるんです。
スキルっていうけど営業未経験の自分が勝負できるスキルって本当にあるの?
はい、本当にあるんです。意外と現職の中で養ってきたスキルが使えるのが営業です。では確認していきましょう。
①コミュニケーションスキル
対人コミュニケーション力は最も重要視されるスキルです。まずは信頼関係をつくることが重要なのでウェイトの高いスキルとなります。
②ヒアリング力(聞く力)
お客側がどんな課題を抱えていてどんなモノが必要なのかを聞きだす力です。これができないと契約はとれませんよね。
いろいろな話しを聞きだしてそれを探っていくのは大事なスキルになります。ヒアリングの力と合わせて課題発見力も必要となりますね。
③行動力
行動できずに頭であれこれ考えてしまうタイプの人は向きません。失敗を恐れず行動に移せる事が営業では特に重要となります。
待ちの姿勢で仕事をしていても始まらないのが営業の仕事です。
④情報収集
お客だけでなく上司や同僚から色々な情報をとり仕事につなげていくことも重要なスキルの一つ。
商品知識や業界の動向、どんな行動を起こして契約を取っているかなど自分に無いものを吸収していく力がスキルとして求められます。
以上4点がポイントになります。何かしら得意な点があるのではないでしょうか。それぞれ現職で実績を残してきた仕事を一つ一つ振り返りましょう。
ポイント
コミュニケーション力だけあれば大丈夫と考えていたら大間違い!!聞く力や行動力、情報収集などは営業職でなくても実践している人は多いものです。自分のスキルを棚卸しして即戦力としてどんなことができるのか把握しておきましょう。
営業職の残業時間ってどうなの?
まず職種別の下の残業実態マップを確認していきましょう。

この表は残業時間だけでなくサービス残業率も表記されているものです。(赤枠で囲ってあるのが営業職)
上記の表から営業職は残業自体はそんなには多くないもののサービス残業率が高いことがわかります。
もちろん企業ごとに実態は異なりますがよく調べた上で転職活動をしていく必要があるということです。
どうしても、みなし残業手当なるものが支払われることでその手当以上に実質残業していても残業代が支払われていないということが多いというのが1つの要因となっています。
けど効率良く仕事をこなして数字をあげていれば文句言われずに上がれるんじゃない!?
確かに営業職でなく事務職であれば効率よくこなして仕事を完了させれば文句は無いかもしれません。しかし、営業職はそうはいかない理由があるんです。
そこで職務特性と残業時間の関連性について調べてみました。

営業職は上の表からわかるように【社外やり取りの多さ】が残業時間を増加させている最も大きな要因となっています。
どうしてもお客の要望には応えなければいけませんし、断ること自体ができません。
急な仕事を依頼されたり、急な接待が入ったり、急な・・・・というのが多いんです。
残業を減らすにはお客側にも残業を増やさない為の理解と協力が必要となるので中々難しい問題と言えますね。
営業職ではある程度の残業はあると考えておいた方がいいでしょう。
ポイント
時にはお客のわがままも柔軟に対応する必要があります。今日は用事があるので・・・なんて言えませんからね。
この部分は営業のつらいところ。それが自分の成果につながればと考えられることが重要ですね。
大手企業の営業職は厳しい?
大手企業と中小企業の営業職では待遇面で大きな差が生じます。
できれば大手企業に入りたいところです。しかし、大手企業に40代未経験で転職できるのでしょうか?
転職サイトの情報で確認すると大手企業でも求人はありますがかなりきついと考えておいた方が良いでしょう。
大手企業にこだわるなら狙いどこは不動産、保険関連などの営業です。
ただ、転職への間口が多い分離職率も高いという欠点を持っています。
仕事内容自体も合う、合わないがあり脱落者がある程度出る職業です。
営業経験者で専門知識を持っていれば高望みはできますが40代で未経験となると厳しい戦いとなります。
40代未経験転職者は企業規模にはこだわらないというのがポイントですね。
40代未経験者が営業職へ転職を成功させる為の手順

40代で営業経験0となると何も考えずに転職活動を行っても書類選考で落とされる可能性が非常に高くなります。うまく選考通過したとしても面接でボロが出て不採用となること間違いなしです。
ポイントは未経験者なりに自分の武器となるスキルを整理して職務経歴書や面接で適格にアピールできるようにしておくことです。
ではどのような手順で行っていけばいいかをさっそく確認していきましょう!
なぜ営業をやりたいのかを明確にしておく意味とは?
経験者であれば営業をやりたい理由を伝えるのは容易にできることですが営業未経験でしかも40代で挑戦してみたいとなると明確な理由がほしい所です。
採用側からすれば即戦力が欲しいわけで、未経験者は入りません。しかし採用されている人がいるのも事実です。
なぜ、営業未経験者の40代が採用されるケースがあるのでしょうか?
それは営業に対する【熱意】に他なりません。
そうは言うけど熱意のある理由なんて思いつきません!熱意の伝わる例文などありませんか?
冷たい言い方ですがそんなものはありません!
熱意は本気に考えていることを自分の言葉で伝えるから伝わるものです。
未経験なのに営業職で挑戦してみたいと本気で考えているのなら【やってみたい理由】って必ずあるはずです。
営業職についてみたい本当の理由を明確に答えられるようにしておくことで採用側に【大きな熱意】が伝わりやすくなり採用の可能性が上がること間違いなしです。
まずはなぜやってみたいかを明確にしておきましょう!
ポイント
自分に嘘をつかずに素直に心に問いかけてみましょう!本気で営業職にチャレンジしたいと思っているか!?なぜそう考えているのか?今一度、本気度を確認してみることをオススメします。
営業職は多くの場合、ノルマがあり本気で挑戦してみたいと考えている人でないと退職することになりかねません。自分自身の為にも自分に正直になってみることです。
履歴書や職務経歴書ではどんなことをアピールすればいいのか?
履歴書では志望動機をあいまいな形で書かないことが重要。なぜその企業を選んだのかを明確に書く事が大きなポイントとなります。
書類選考で大きなウェイトを受けるのが職務経歴書の方です。
職務経歴書で失敗しない為にもまずはミドル転職者が起こしがちな失敗例から確認しておきましょう。

上記は転職コンサルタントが見てきた失敗例を棒グラフ化したものです。
一番多い失敗は【情報量を盛り込みすぎている】。確かにミドル転職者は20年以上キャリアがあり書きたいことはたくさんあると思います。
しかし、やってきた業務や実績を羅列するだけでは採用者側には伝わりません。職務経歴書からこの人を採用した場合、どんなことで即戦力となってくれるのかを判断しているのです。
採用側も人間ですので読みにくい経歴書は読みたくありません。いかに読みやすく伝えるかがポイントになりますね。
これをうまく伝えるポイントは3点あります。
- どのような仕事をしてきたのかが明確に書かれている。(具体的な仕事内容・職務内容が伝わる)
- その中で得てきた専門スキル・知識・経験が明確に書かれている。(何ができるのかが伝わる)
- 仕事の成果が具体的に書かれている。(今までの仕事で得た専門スキルでどれだけの成果を上げてきたかが伝わる)
上記3点を意識して作成することでより伝わりやすい職務経歴書を作成することができます。
そして書類選考の通過確率を更にアップさせる方法は転職のプロに相談しながら作成すること。
転職のプロはミドル転職者の失敗事例、成功事例を数多く見てきています。
転職のプロである転職エージェントに相談することで書類選考通過を確実なものにしていきましょう。
ポイント
職務経歴書は自分の力だけで書くのとプロにアドバイスをもらいながら書くのとでは雲泥の差がでてしまいます。
自分のスキルを伝えるには書き方の技術が必要です。転職のプロに相談しながら作成することで書類選考の通過確率は格段にアップすることを頭に入れておきましょう!
現職の退職理由はどう伝えればいい?
まず面接官が退職理由を聞く理由を抑えておくことが重要です。
なぜ聞かれるのかが分かっていることで出来る対応が変わってくるからです。
大きく2つの理由があります。
- 採用して長く働いてくれるかどうかを判断する為。
- 社風になじむ人間かを判断する為。
簡単に言えばまた退職しないかを判断するために聞いているということですね。採用には大きなコストがかかりますので当然ですよね。
【また退職されてしまう】と判断されないために重要なポイントは
- 前向きな退職理由を伝えること。
不平不満ばかり言う人はまた退職すると判断されますので注意が必要。転職をすることで実現させたい事柄などを絡めて前向きに伝えることが重要です。
ポイント
一人採用するにはかなりのコストがかかっています。採用側からすればまた退職されてはムダなコストとなってしまいます。人柄も見られていることを忘れないようにしましょう。
面接でのポイントは?
最初に抑えておくべきポイントは失敗例です。同じ失敗を犯さない為にもさっそく下表で確認してみましょう。

当たり前の項目ばかり並んでいるように感じますが何も考えずに面接に向かうとこんな結果になるものだと考えておきましょう。
ということで面接対策を万全にしておくことが重要ということですね。
それでは面接官はどんなことを重要視して面接を行っているのか具体的に確認してみます。

面接官が重要視している点はダントツで専門職種の知識・経験です。
営業未経験者には耳が痛い話しですがこれが現実になります。
営業未経験者、ミドル転職者の面接でのアピールポイントはマネジメント力、熱意、コミュニケーション力です。
もちろん、営業未経験とは言っても現職で得た専門知識や経験の中で営業としてもアピールできるポイントは探しておきましょう。
そしてもう一つのポイントは人柄です。
社風に合う人材なのか、上司や同僚と上手くやっていけるタイプなのかもチェックされています。
これらのポイントをしっかり抑えた対策をしておくことが重要と言えます。
ポイント
面接では書類選考では判断できない部分を重要視しています。特に仕事に対する熱意や人柄は面接でしか分かりません。また、入社したらこんな事ができるという強みはキチンと考えておくことは必須です。
当然ですが何もできないけどやる気だけはありますという人はミドル転職者では完全にNGになりますので面接対策は万全にしておきましょう。
40代が営業職の求人を探す方法はどうすればよい?
転職サイトで求人を探すのも1つの手となりますが最も有効な手段は転職エージェントを利用することです。
特に40代営業未経験者が営業職に転職をしようと試みるケースでは必須と考えておいてよいでしょう。
転職エージェントに相談しながら活動を推奨している理由は3点です。
- 営業だけに限らず未経験の職種に転職をする場合アピールするポイントを自分で探すのが難しい。(面接対策ができる)
- 自身で作成すると書類で落とされるケースが多くなる。(書類選考の通過確率を上げる為。)
- 転職のプロに相談することで内部事情や業界に必要な人材を知ることができる。
自分自身だけで転職活動するのと転職エージェントを利用して活動するのとでは採用される確率が格段に上がります。
利用するのは無料ですので登録だけは済ませておきましょう!
40代で営業職に転職した人の実際の声

例1 44歳男性 小売店販売員→営業(法人向け)に転職成功した事例
転職のキッカケは「このまま在籍し続けていいのだろうか」という疑問からでした。
初めての転職活動でした。ハローワークにも足を運んで情報収集活動もしていましたが、思った程の求人がなかった為いくつかの転職サイトへ登録して転職活動をしてきました。
最初はもっと簡単に企業マッチングが可能かと思いましたが、ファーストコンタクトでお断りを頂くケースもあり、しっかり腰を据えて中・長期の活動が必要と実感しました。
当然、オファーしている相手企業も無償で求人活動しているわけではなく、それなりの対価と引き換えに必要とする人材を探し求めていることを再認識しました。
パートやアルバイトの求人とは違って、経験はもちろんのこと、企業に必要な人となりを見て採用、不採用を決定する為、自己表現の方法を模索しました。
改めて履歴書や職務経歴書を作成するとなると、普段あまりしてこなかった自己回帰という自らを省みる作業が先ず発生します。
自分自身が経験してきたことや成功体験、反対に失敗の経験を振り返る機会が訪れます。
成功した仕事の分析や失敗した仕事の反省を改めて深掘りすることで、これまでの自身の棚卸し作業を通じてじっくりと自分に向き合う事が転職活動の第一歩となり、その後の重要な活動のファクターになると思います。
コメント
採用を考えている企業側も採用コストがかかっていることを頭に入れておくことで職務経歴書や面接でのアピールの仕方が変わってきます。
採用側の立場に立って考えると当然、即戦力となると確信できる人、一緒に仕事をしたい人間性を持っていなければ採用したくありませんよね。
そう考えてもらえるように書類や面接の対策を打った結果に成功をつかんだ事例ですね。
例2
自分はこれだけ多くの企業様が人材を探している事に驚きました。
これだけ多くの企業様が人材を募集されているのだから、沢山の企業様に自分をキッチリとアピールする事がすごく大事で、いくら度胸があり話す事が得意であっても、自分の良さを理解していただける自信が有っても、そこにたどり着ける方はわずかだと思います。
そのためには、多くの企業様に応募出来るように、企業様にあった職務経歴書を作成して、それぞれの企業様向けに訂正する事に苦労しました。そうする事でコンサルタントの方にも推薦していただきやすくなりますし、レジュメを見られたご担当の方も目に留めて頂けると思います、やはり職務経歴書と履歴書は時間を掛け作成する事が成功への鍵になると思います。
コメント
履歴書、職務経歴書をより時間をかけて作成したことで採用確率を上げた事例です。転職コンサルタントの方も推薦しやすい、しやすくないというのがありますので目に留まる書類を作成することは非常に重要なことです。
まとめ
40代未経験からの営業職転職は可能性が十分にあるということがわかりました。
採用確率を上げるポイントをまとめてみると
- 履歴書・職務経歴書の作成を時間かけて行う。(今までの経験・知識・スキルを最大限アピールできるように作成する)
- 採用側が重視しているポイントを抑えた面接対策を徹底的にシミュレーションしておく。
- 転職エージェントに登録してプロのアドバイザーに相談しながら転職活動を進める。
がむしゃらに応募すれば採用されるというものではありません。採用したいと思われるようにきちんと自分の持っているスキルを棚卸しして転職活動に挑みましょう。
初めて転職エージェントを利用する方へ
初めて転職エージェントを利用する方は、業界大手の転職エージェントを活用して、転職活動するのが効率的ですよ。
実際に利用してみると、「求人情報が多かった」「非公開求人もかなり多い」「面接アドバイスや履歴書添削などのサポートが充実して役に立った」などが実感でき、転職に有利でしたよ。
現時点では、「リクルートエージェント」か「マイナビエージェント」の業界大手エージェントを利用すると間違いないですね。
なお、転職エージェントは無料で利用できますし、取り扱い案件も異なるので、少なくとも2社以上のサービスに登録しておくのが最短で転職するためには重要です。