新卒で入社して半年しかったていないのにリストラ・・。
もう正社員になれないのかもと考えると、涙が出てくる。
自分を拾ってくれた会社に一日でも早く貢献できるように精一杯頑張ってきたのに、リストラという仕打ちはあなた自身が否定されているかのようで「人生終わった・・」と精神的にとても落ち込みますよね。
努力していたのにその頑張りを認めないどころか、無能の烙印が下されたとも言えるのですから、当たり前です。
しかし、その事実から逃げてばかりいては状況が好転することは一向にありません。
あなたは今何をすべきなのか?
それは、
- 同じ境遇にあった人の成功体験に触れること
- そこから成功要因をみつけること
です。
そこで、この記事では実際に新卒リストラされながらも転職成功を果たした「松本直樹さん」という方の体験談をもとに成功要因を探っていきます。
あなたが明るい未来へ向かうための新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいです。
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新卒でリストラされたにもかかわらず転職成功した直樹さんの自己紹介
はじめまして。松本直樹(25歳)と申します。
現在は、一部上場企業(メーカー)の営業として働いています。
- 年収:350万円ほど
- 残業:月20時間程度
- 休日:土日祝完全休み
転職してからは、本当に生き生きと働かせてもらっています。
新卒でリストラ宣告を受けたときは絶望しか感じられなかったですが、振り返ればとてもいい思い出です。あの経験があったからこそ、今があるので。
絶望を経験した時に発せられる負のパワーほど自分を駆り立たせるものはありません。この記事をみているあなたも必ず這い上がれることは、声を大にして言っておきます。
.リストラされる以前はどんな会社で勤めていましたか?
リストラされる以前は、従業員43名の中小企業(メーカー)の営業として働いていました。
- 年収:250万円ほど
- 残業:ほぼなし
- 休日:土日祝は基本休み(取引先の都合で出社することもたまにあり)
就活していた時に人事部長に面接ですごく気に入られ、他の就活生と比べて明らかに懇意にしてくれたことによって、この会社の社風に自分はあっているのだと感じたため、入社を決意しました。
新卒で入社したばっかりなのに起こった“2つ”の悲劇
普通3年程度は一人前になるまでの育成期間と捉えられています。
それなのに、新卒で入社したばっかりで、なぜリストラにあってしまったのでしょうか?
新卒で入社したばかりなのにリストラされた理由は、1つだけでなく複数の要因が重なったからです。
ただ、当時はすべて会社や周りのせいだと感じていました。「自分に非はない」という考えが、普段の仕事上での態度にも大きくあらわれていたことがリストラになった根本原因だったと感じます。
その時の心情を
- ガクブル!新卒で入ったばっかりなのにリストラ宣告
- 社会に必要とされていない‥死んだ方がマシだと思い詰める
の2つ項目に分けて詳しく述べていきます。
ガクブル!新卒で入ったばっかりなのにリストラ宣告
リストラ宣告を受けたあの日は今でも鮮明に覚えています。足がガクガク震える、膝が笑うといった表現では足りないほどです。
入社の決め手となった人事部長から入社半年を過ぎたころに
直樹君の仕事ぶりを見てきたけど、態度や素行は目に余るものがある。
これまで何度も注意し改善するように言ってきたのに、一つも直っていないじゃないか。
申し訳ないけどうちではこれ以上面倒を見ることは難しいよ。
と退職勧奨を言い渡されました。
あの人事部長にそう言われてしまったら、この会社にいることはできないと思い、自己都合で退職をしたのです。
後で聞いた話によると、人事部長は社長にリストラするのであればせめて次の就職先の斡旋をさせてくれと最後まで掛け合ってくれていたそうです。
人事部長には本当に感謝しています。
社会に必要とされていない‥死んだ方がマシだと思い詰める
リストラ宣告を受けたことで自暴自棄になってしまいました。
自分という人間は、社会には不必要なごみなんだ。ごみに生きる価値はあるのだろうか?
価値がないやつが生きていてはダメだ。
自分が辞めることになってしまったのは会社のせいなのに・・。
ずっとこんな思いが頭の中をグルグルグルグルしていました。
これまでの人生の中で、間違いなく一番つらい時期だったと言えます。
のちのち気づくこととなるのですが、会社のせいにだけして自分に非がある所を認めようとしなかったことが一番の問題でした。
この部分をもっと早い段階で気づけていればリストラにもあうこともなかったですし、転職ももっとスムーズにできたと実感しています。
分析ポイント
リストラを受けて、悲壮な気持ちになるのは仕方ありませんが、それでは何も生まれません。直樹さんが言うように、自分なりの反省とその経験を次に活かす気持ちを持つことが重要です。
新卒リストラでの退職後(会社辞めて)にとりあえずやった“2つ”のこと
.リストラ宣告を受けた後、どのような転職対策を行っていったのですか?
先ほどのような状況であったので、退職(会社を辞める)までは何していません。というか、できるような精神状態になかったという方が正しいかもしれません。
動き出したのは、退職後からですね。
新卒で入社して半年ほどしかたっておらず、貯金がそれほどあるわけでもなかったので、生活費をどうすればよいかといった部分もあり、
- 死にたくない・・ハローワークに相談
- 藁をもすがるおもいで先輩に人生相談
の2つをとりあえず行いました。
参考になることがあるやもしれませんので、それぞれについて、詳しく解説していきます。
死にたくない・・ハローワークに相談
失業給付をもらって当面の生活費にあてようと思い、最初にハローワークへ相談に行きました。
無知な自分がいけなかったのですが、失業給付を貰える条件はなんと・・雇用保険に加入後、通算12か月以上必要であり私は満たしておらず、失業給付は貰えなかったのです。
シェアハウスで暮らしており、月の家賃は6万円でもろもろ含めて月の生活費は約11万円、貯金額は35万円。
貯金を切り崩しながら生きていける限度は3か月、よくて4か月しかなく、自分に残された時間はとても短いのだとその時ようやく実感しました。
また、残された期間が短いことを知り、落ち込んでいる場合ではないと逆に開き直ることができました。
分析ポイント
職歴に間が空くとマイナス評価でしかないので、第二新卒での転職を成功させたいなら、退職後は全力で転職活動をするべきです。
そういった意味で、直樹さんは貯金がなかったからという怪我の功名ではありますが、自分に残された期間を把握し、全力で行動したことが転職成功につながったと言えます。
藁をもすがるおもいで先輩に人生相談
残された期間は分かったものの、何をすればよいかもよくわからず焦りだけが先行していたのです。とりあえず、良くしてもらっている大学時代の先輩に話を聞いてもらうことにしました。
先輩からは、
- 悪かった部分は素直に認め、改善しろ。ただし、卑屈になるな。自信を持て。
- 時間がない中で結果を出したいなら、その道のプロに協力を仰げ
の2つのアドバイスをいただきました。
自分の中で打ち手がなにもない中でもらえた具体的なアドバイスだったので、さっそくその週に教えてもらったその道のプロとやらの「リクルートエージェント」に足を運んだのです。
分析ポイント
人間は焦っている時こそ周りが見えなくなりがちです。
先輩という第三者の意見を聞いたこと。そしてそのアドバイスをすぐに実行したことがよかったことは言うまでもありません。
聞いた意見を全てうのみにする必要はありませんが、視野が狭くなっているときほど客観的なアドバイスを貰うべきです。
このままじゃダメだ‥。最後の気力を振り絞って行った“3つ”のこと
.先輩からのアドバイスをもらった後は、具体的に何をしたのでしょうか?
大きくは、
- 週に一度は必ず友達と遊ぶ約束を入れる
- 先輩の助言でリクルートエージェントに相談
- あとは、リクルートエージェントと二人三脚でがむしゃらに行動
の3つですね。
とにかく時間がなかったので、先ほどの先輩からもらったアドバイスを具現化するためにがむしゃらになった結果、取り組んでいたと言ったほうが正しいかもしれません。
週に一度は必ず友達と遊ぶ約束を入れる
これは、先輩から言われた
- 悪かった部分は素直に認め、改善しろ。ただし、卑屈になるな。自信を持て。
の実践として取り入れたものです。
一人でずっと閉じこもるよりも友達とたわいもない話をしながらリフレッシュすることによって、前向きな気持ちになれました。
そこで、いくら焦りがあったとしても、意識的に週に一度は友達と遊ぶようにしていました。
自分的には前向きにスイッチを入れ続けれる原動力となったことは間違いありません。
分析ポイント
ポジティブな気持ちで面接を受けれるかどうかは転職成功させるにはとても重要です。
直樹さんの場合は、リストラによって生まれたネガティブ気持ちを友達と遊ぶことによってポジティブな気持ちへと徐々に変化させられたことがプラスに左右しましたね。
先輩のアドバイスでリクルートエージェントに相談
先ほども言った通り、先輩からのアドバイスを受け、その週にリクルートエージェントに相談しにいきました。
そもそも、エージェントって何?って感じだったのですが、考えている時間がもったいなかったので、突撃って感じでしたね。
色々と話を聞いてみると、
- 次の転職を成功させるための道筋を一緒に考えてくれる
- その道筋を歩んでいくために解決すべき問題や課題を一緒に考え、解決してくれる
- さらに、転職成功まで見届けてくれる
- それなのに無料
ということがわかりました。
どうりで、先輩が転職支援のプロ「リクルートエージェント」を押すわけだとガッテンがいきました。
時間が本当に限られている自分が最速で結果を出すためにはと考えてくれた末のアドバイスをしてくれた先輩には、死ぬまで頭が上がることはありません。
分析ポイント
なんといっても「聞いたその週にすぐに相談した」という行動力です。
直樹さんのように新卒リストラで転職成功させるには行動力高めでゴリゴリ行くことがベストです。
あとは、リクルートエージェントと二人三脚でがむしゃらに行動
リクルートエージェントに相談したあとは、一緒に考えながら問題や課題を解決するための対策をたて、実践していきました。
具体的には、
- 自己分析
- 業界・会社研究
- 志望動機・履歴書作成
- 面接対策
- 年収交渉
です。
なかでも自己分析を一緒に手伝ってくれたことが本当にありがたかったですね。
転職対策として始めただけだし、適当にやれば良いかなとはじめは軽く考えていましたが、リクルートエージェントの方と相談しているうちに、報・連・相をしろと言われていたのに良かれと思って自分勝手に仕事を進めてしまうなど、自分が新卒でリストラされることとなった大きな要因である
- 会社のせいではなく、自分に非があったこと
に気が付けました。
リクルートエージェントの方の客観的なアドバイスで自分の欠点を理解できたことは自己分析を進めていくうえで、本当に大きかったです。
分析ポイント
自己分析を転職対策のためとその場しのぎと捉えるのではなく本気で成長したいと願い、真剣に取り組んだことです。
だからこそ、リクルートエージェントの的確なアドバイスを素直に受け入れることができたのです。
死からの生還を意味する「新卒でリストラ」からの転職成功
.その後、転職成功まではどのような道のりでしたか?
僕の場合は、書類選考から面接、そして内定まではトントン拍子に進みました。運がよかったのかもしれません。
応募した会社も3社だけでしたし。
今の会社の面接官に、
過去の過ちを受け入れ、そして前進していきたいという強い意志が感じられる。
君はいい目をしているね。
と面接中に言われ、面接の最中なのに涙を流してしまいました。
一所懸命頑張れば、かならず誰か見てくれているのだなと、霧が晴れたあの瞬間は一生忘れません。
ありのままの自分をさらけ出し、本気で自分と向き合ったからこそもらえた言葉だと感じています。
大げさかもしれませんが、リストラ宣告を受けた時の精神状態を考えると、転職成功したときは「あぁ自分は何とか死から生還できたんだな」と心から思いましたね。
分析ポイント
新卒リストラの場合は、第二新卒枠で転職が可能です。第二新卒の転職市場で、「若さ」は大きな武器で、採用ポイントは今後のノビシロです。
内定をもらえるかどうかはご縁です。ありのままの自分をしっかりと伝えることができれば、興味をもってくれる会社は必ずあります。
ただし、そのためには直樹さんのように自己分析など転職対策をしっかりとっておくことがとても重要です。
新卒でリストラ、そして転職成功した今振り返ってみて分かる“3つ”の反省点
.新卒転職に成功した今だからこそ振り返ってみて、もっとこうしておけばよかったみたいな点はありますか?
今振り返ってみると、
- 心の安定が一番大事
- 新卒でリストラされたことを自信や生きる勇気を失くす必要は一つもない
- 転職対策は退職前から準備すべき
3つじゃないでしょうか。
この3つができれば、新卒リストラされた人が転職成功する確率はグンッと上がるはずです。
心の安定が一番大事
僕の場合は、リストラ宣告を受けてから先輩のアドバイスをもらうまでは本当に不安や苦しみ、そして焦りしかなくて、思考停止していました。
その後は、徐々に心が安定し前向きに物事を考えられるようになっていったので良かったですけど。
思考停止していた期間をもっと短くできれば、もっと色々と転職対策への準備ができたのかなと感じます。
なので、
- 転職とかよりも、まずは心を安定させるための対策が重要
です。
余談
余談になりますけど、リクルートエージェントの担当者さんが、前向きな気持ちで転職活動を行えているかは、面接官も空気でわかるので、後ろ向きなままだったら転職成功を勝ち取ることは難しかったと感じていたそうです。
新卒でリストラされたことを自信や生きる勇気を失くす必要は一つもない
心の安定にもつながるのですが、
- 新卒でリストラされたことを自信や生きる勇気を失くす必要は一つもない
ことを知っておくべきでした。
確かに、報・連・相をしろと言われていたのに良かれと思って自分勝手に仕事を進めてしまうなど自分の良くない部分が原因なのですが、人格や人生そのものを否定されているわけではありません。
悪い部分だけ改善すればよいのです。
ぜひこのことを心の中にとどめておいてもらいたいです。
あなた自身はとても素晴らしいです。転職でもそのあなたの良さを存分にアピールしてください。
必ずご縁があります。私でさえあったのですから。
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転職対策は退職前から準備すべき
先輩にリクルートエージェントを教えてもらったところから僕の転職対策はスタートしました。
時系列的には退職後からです。
しかし、スタート時期をもっと早く、具体的には退職前から準備していれば良かったです。
運よくトントン拍子で転職が決まったので良かったのものの、もし苦戦していたらと考えると退職前から対策をしていたほうが明らかに有利だなと感じますので。
僕の場合は、リクルートエージェントを信じてがむしゃらに取り組んだことが、運を引き寄せ、そして転職することができました。
こんな至らない僕に付き合ってくれたリクルートエージェントには本当に感謝です。
まとめ
松本直樹さんの成功体験談のなかに転職を成功させるためのヒントが沢山ありましたね。
- 心を安定させ、前向きな気持ちで生活する
- 自分の悪かったことは素直に認め、改善する努力をする
- 転職のためだけでなく、自分自身の成長のためと捉えた転職対策をする
- 退職前から転職対策の準備をする
などなど。
あなたもすぐに取り入れられることばかりです。
そして、精一杯取り組んでいれば、直樹さんのように必ず認めてくれる人があなたの前に必ず現れます。
新卒でリストラされてしまった・・。と落ち込むのではなく、置かれた状況から這い上がるために、あがいて、あがいて、あがきまくりましょう。