開業すぐにクレカが欲しい

開業すぐの個人事業主ではクレジットカードを作れない?審査対策を徹底解説

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個人事業主用クレジットカード

個人事業主になったら1枚は必ず持っておきたいのが仕事用クレジットカード。

現金支払いより楽ちんで、ポイントもついてメリットいっぱいです。

「でも開業すぐにカードを作ろうとしたら審査に落ちてしまったよ。会社員の時に作っておけばよかった・・・」と後悔している方はかなり多いようです。

それもそのはず、一般的なカードに申し込んでしまうと、開業1年未満の方が審査に通ることはかなり難しいのが現状です。

しかし、全てのクレジットカードが開業1年目の個人事業主の審査を落とす訳ではありません。

開業すぐの方で売り上げ0円でも申し込みできるクレジットカードはいくつか存在します。

ここでは審査に通りやすい個人事業主カードの紹介と審査についての基礎知識を解説します。

すでに別のカードの審査に落ちてしまった方でも、きちんと対策をすれば、審査通過の見込みは大いにありますので、諦めずにチャレンジしてください。

開業すぐの個人事業主がカード審査に落ちる6つの理由

個人事業主がカード審査に落ちる理由は色々あります。

クレヒスの事故情報など致命的なものもあれば、事前に知っておけば回避できるものまで様々です。

ここでご紹介する6つのケースに予め目を通しておくと、審査に落ちる確率がグっと低くなります。

知ってさえいれば対策を立てられますので、参考にしてみてください。

個人事業主は信用が低く審査に不利

残念ながら個人事業主は、カード審査では会社員より信用を低く見られてしまいます。

会社員に比べると収入が安定せず、利用額が高いことから、カード会社からするとリスクが高いためです。

また、会社員の場合は一時的に支払い不能になっても、継続的な収入があるため、時間をかければ支払える可能性が高いです。

しかし、個人事業主は支払い不能になると資金不足で倒産するリスクがあり、債務整理になることも考えられます。

こういったことから個人事業主の審査では慎重にならざるを得ません。

ただ、返済不能にさえばらなければ、会社員より利用額が高い優良顧客でもあります。

このメリットに目を付けて個人事業主に積極的にカードを発行するところが増えてきていますので、以前に比べると個人事業主でもだいぶ作りやすくなっています。

申し込みで記入ミスや嘘を書いてしまう

審査に通りたいがためについつい嘘を書きたくなることがあるかもしれませんが、ばれた時のリスクが高いのでやめておきましょう。記入ミスも同様です。

もし、嘘がばれてしまうと当然審査には落ちます。

最悪のケースは、一度審査に通った後に嘘がばれて、カード利用停止になってしまうことです。

カード利用停止になったことは信用情報に記録として残ってしまいますので、その後の審査に悪影響を及ぼします。

新たにカードを作ったり、ローンを組んだりすることが難しくなり、事業に影響することも考えられますので非常にリスクが高いです。

カード会社は過去の審査情報をデータベーとして持っており、異常な数値を自動で検知することができます。

例えば年収が同種の職業の平均と比べて異常がないか調べます。

明らかに平均値と離れていると異常を検知します。こうなると収入証明書類の提出を求められる場合があります。

収入証明書類と申し込み書の年収が合わなければそこで審査落ちです。

多少の嘘だったら検知されないかもしれませんが、どのくらいまでなら大丈夫なのかはカード会社にしかわかりません。

危ない橋は渡らないようにしましょう。

出来心の嘘や記入ミスでカード利用停止になってしまう恐れがありますので、申込書類の記入は慎重に行いましょう。

複数のカードに申し込んでしまう

短期間に複数のクレジットカードに申し込むのはNGです。

何枚も申し込むとお金に困っているという印象をカード会社に与えるため、マイナス評価になってしまいます。

6ヶ月で3枚以上申し込むと審査に不利になります。

カードに申し込んだ事実は6ヶ月の間は信用情報に残ります。

そのため審査に落ちてしまったら6ヶ月たってから申し込みをしましょう。

また、複数のカードに同時に申し込むと連鎖的に審査落ちする可能性があります。

例えば、ABCの3つのカードに申し込んだ場合、AとBの審査に落ちるとほぼ自動的にCの審査にも落ちてしまいます。

直近でAとBの2枚のカード審査に落ちたという情報がCに渡り、その情報を元にCも審査不合格の判定をします。

この場合、本来作れるはずであったカードでも審査落ちする可能性があります。

複数のカードを作りたい時は1枚ずつ申し込むようにしましょう。

カードを作る際は、審査に落ちたら6ヶ月の間をおくこと、複数のカードを作りたい時は1枚ずつにすることを意識してください。

クレヒスに事故情報がある

クレヒスというのはクレジットヒストリーの略でクレジットカードやローンの利用履歴のことです。

契約日やカード利用額、ローン返済履歴などが記録されます。

クレヒスは信用情報機関に登録されています。

カード会社は信用情報機関から情報提供を受け、申し込み者の信用力を判断材料にします。

事故情報というのは金融事故のことで、これもクレヒスに残ります。

【事故情報】

  • 2~3ヶ月以上の長期延滞
  • 自己破産などの債務整理
  • 保証会社による返済肩代わり

上記の金融事故を起こした記録は約5年残り、カードやローンの審査に通ることが非常に難しくなります。

数百円程度の支払いをうっかり忘れてしまって、事故情報が残ってしまうこともあります。

カードやローン会社から支払い遅延の連絡があった場合は、少額であってもできるだけ早く支払うことが大切です。

手持ちのクレジットカードが多すぎる

意外な落とし穴として、クレジットカードを持ち過ぎていると審査に落ちることがあります。

カードには利用枠が設定されており、その総額が収入に対して多すぎないか判定されます。

ここで言う総額とは、手持ちのカードの利用枠を全て合算した額です。

例えば、年収200万円で利用枠50万円×3枚持っていたら総額150万円となり、新たにカードを作るのはかなり厳しいです。

原則として、支払い可能な範囲でしかカードを作ることはできませんので、不要なカードは解約しておきましょう。

手持ちのカードの利用枠合計が多すぎないか事前にチェックしておくと、新しいカードを作る際に安心です。

申込内容(属性)の評価点が基準に満たない

申し込み書に年収や年齢などを記載するのですが、ほぼ全ての情報が審査の評価対象となります。

各情報に評価点が定められており、点数の合計が基準を超えていれば審査に通過します。

ではどういう情報が評価アップになるのでしょうか?

【評価アップのポイント】

  • 賃貸より持家
  • 居住年数1年より3年
  • 20歳より30歳
  • 中小企業より大企業
  • 携帯電話より固定電話
  • 会社HP無しより有り

カードによって基準は異なるのですが、一般的には上記の点が評価が高くなります。

年収や事業年数だけでなく、このような属性も審査対象になっています。

収入が多く、支出が少ない人物像に近いほど評価が上がります。

申し込み内容は全て審査対象になり得ますので、気を抜かずに丁寧に書きましょう。

審査に通過するために実践しておきたい6つの対策

個人事業主の審査通過率がアップする6つの対策をご紹介します。

どの対策もそれほど手間がかかりませんので、気軽に取り組むことができます。

【審査対策】

  • 固定電話を設置する
  • 確定申告・開業届けを提出する
  • 余分なカードを解約する
  • 希望利用枠は少なめで申し込む
  • 良好なクレヒスを残す
  • 個人事業主カードに申し込む

固定電話の設置は携帯電話より評価点が高くなります。

確定申告書や開業届けの提出をカード作成時に求められる場合があります。

予め準備しておくとスムーズに申し込みが済みます。

また、使っていないカードがあれば解約し、利用枠は必要最低限にすることも大事です。

良好なクレヒスを残すために、すでに持っているカードを多めに利用し、遅れずに支払いをすることで優良顧客であることを示せます。

そして最も重要なのが、個人事業主カードに申し込むことです。

個人事業主カードは審査に通りやすく、開業すぐでもOKなカードです。

審査対策については「審査を通りやすくするポイント」でも解説しておりますので、よかったらご覧ください。

開業後すぐの個人事業主でもクレジットカードが作れるケース

開業すぐだとクレジットカードを作れるか不安になってしまいますが、適切なカードを選べば問題なく作ることができます。

個人事業主は審査に通りづらいと言われてきましたが、現在のカード会社は個人事業主にも積極的にカードを作るようになってきています。

開業すぐでもカードを作れたケースをご紹介しますので参考にしてみてください。

審査に通りやすいクレジットカードを申し込みした

開業したての個人事業主がカードを作る上で最も重要なのが審査に通りやすいカードを選ぶことです。

アメックス・ビジネス・ゴールドオリコ EX gold for bizなどは個人事業主カードと言われ、個人事業主が作りやすい代表的なカードです。

これらのカードは開業してから1年未満でも審査に通過した事例が多くあり、初めの1枚目に作るカードとして最適です。

個人事業主カード以外の一般向けのカードでは、銀行系カードは審査が厳しく、流通系・消費者金融系カードは比較的簡単に作れます。

有名どころのカードですと、銀行系の三井住友VISAカードはハードルが高く、流通系の楽天カードは作りやすいカードです。

ただ、こういった一般的向けのカードには事業向けのサービスがなく、仕事用のカードとしては適していません。

審査に通りやすく、事業向けサービスが充実した個人事業主カードに申し込むのが最適な選択です。

カード利用履歴(クレヒス)にマイナス評価がない

過去のクレジットカード利用履歴(クレヒス)で支払いの遅延や契約不履行などの問題がなければ、審査も問題なく通過します。

開業前の会社員時代にクレジットカードを利用しており、支払いをきちんとしてきた方ならOKということです。

クレヒスが良ければ、優良顧客であることが読み取れるため、カード会社からの評価が高くなります。

逆に支払いを遅れてしまったり、今までカードを持ったことがない方は評価が下がります。

クレヒスには毎月の利用額や支払い状況などが記録されているため審査の重要な指針になります。

たとえ開業したばかりで事業の売り上げがなくとも、クレヒスが良ければ個人の信用があるとして審査に通ることができます。

すでに持っているカードで支払い遅延をしていなければ、カード会社の評価は高く、審査にパスする確率はかなりアップします。

法人カードより審査が通りやすい個人事業主カードの5つのメリット

個人事業主カードは法人カードの一種なのですが、法人格を持たない個人事業主でも作れるのが特徴です。

事業向けカードであるため、利用限度額が高くポイントが貯めやすい、ビジネスサービスが豊富といったメリットがあります。

ここでは個人事業主カードメリットの内、代表的な5つについて解説いたします。

独自の審査基準で個人事業主は審査に通過しやすい

個人事業主カードは審査基準が独特で、収入が不安定な個人事業主でも審査にパスしやすいカードです。

個人事業主の資産状況は法人や会社員より把握しづらいため、カード会社から嫌われがちですが、個人事業主カードはそのようなことがありません。

単純に年間所得だけで判断するのではなく、確定申告書から資金の動きをきちんと精査します。

その結果、たとえ赤字であったとしても、計画的な赤字であれば審査に通ることがあります。

このように個人事業主の審査ノウハウに長けているため、審査に通過しやすいと言えます。

ただ、開業したてで確定申告をまだされていない場合はどうするのか気になりますよね。

実はキャッシング枠50万円以下でしたら収入証明書類の提出は不要です。

申込書の収入欄には昨年の会社員時代の年収を記入すれOKです。

これは貸金業法に定められており、各社これに準拠しています。

参考:日本貸金業協会

事業用と私用でカードを分けると経費管理が楽

開業したら事業用と私用でカードをわけておくと確定申告がとても楽になります。

1枚のカードで両方兼ねてしまうと、どれが事業経費でどれが私用か全て仕訳しなければいけなくなります。

支払いをカードメインにすると、年間の利用件数は数百にもなりますので、これを全てチェックしていくのには膨大な時間がかかります。

何も知らずに兼用でカードを使っていると、確定申告の時になって必ず後悔します。

事業用と私用でカードを分けて、引き落とし口座もそれぞれ分けるようにしましょう。

こうしておくと事業用カードの利用明細をそのまま帳簿につけるだけで済みます。

ちょっとしたことですが、早めにやっておくと確定申告に費やす時間を大幅に減らせますので、カードと引き落とし口座は分けておくことが重要です。

限度額が高くポイント・マイルが貯まりやすい

個人事業主向けカードは一般のカードに比べて限度額が高いのが特徴です。

限度額の上限が設定されていないカードもあり、多額の経費を使う業種でもカード支払いで全てカバーできます。

経費支払いでも、もちろんポイント・マイルが貯まります。

事業での利用額は私用よりも多額になりますので、ポイントがどんどん貯まっていきます。

年間経費500万円なら還元率1%で5万円です。何の苦労もせずに5万円が手に入ると思えば、ポイント還元もなかなか美味しいですね。

できるだけ限度額もポイント還元率も高いカードにしたいところです。

カード選びでは審査の点に目が行きがちですが、限度額・還元率にも注目しておくとポイントで欲しいものを買ったり、マイルで旅行に行ったりと美味しい思いができます。

手厚いビジネス向けサービスがある

個人事業主カードは事業の助けになるビジネスサービスが豊富です。

例えば、出張が多い方向けに航空チケット、ホテルの手配代行や空港までの送迎サービスが付いたカードがあります。

また、接待や懇親会を行う方には、レストランや会場の手配を代行するサービスもあります。

出張や接待前の下調べや予約はなかなか時間がかかりますが、こういったサービスを利用すると手間が省けて便利です。

また、ビジネスコンサルタントとの無料相談やマーケティング調査代行などカードによって様々なサービスが提供されています。

アメックスやダイナースカードは、こういった出張や接待とビジネスサービスに強い代表的なカードです。

これらのビジネスサービスの充実度は年会費と比例する傾向がありますが、事業に合ったカードを選べば、年会費を遥かに超えるメリットを得られます。

上手く活用すると時間や費用を節約するサービスがたくさんあり、個人事業主の助けとなります。

開業したてでも作れる個人事業主カード5選

開業1年未満の方でも作れるクレジットカードを5つご紹介します。

審査に通過しやすく、利用限度額やポイント還元率、ビジネスサービスが充実したカードを厳選しました。

カード選びの参考にしてください。

【個人事業主カード5選】

アメックス・ビジネス・ゴールド・カードはステータスカードとして有名ですが、意外にも審査は易しいです。

マイル還元率(1%)が高く、出張・旅行向けのビジネスサービスが豊富なカードです。

オリコEX Gold for Biz S iD×QUICPayは安い年会費(2,000円+税)と高いポイント還元率(1.1%)が特徴のカードで、コスパに優れています。

詳しい情報は「開業初年度の個人事業主でも審査が通るクレジットカードランキング」でご紹介しています。

よかったら参考にしてみてください。

個人事業主カードのQ&A

最後に個人事業主カードにまつわるよくある疑問点にお答えします。

個人事業主になってから初めて作るカードではわからないことが色々と出てきます。

よくわからないまま申し込むと、書類記入でミスをしたり、カード選びを間違ってしまったりしますので、ミスを防止するポイントをご紹介します。

個人事業主の勤務先は自宅住所でよい?

自宅で仕事をしている方は勤務先を自宅住所にしてください。

カフェやレストランなどでノマドワーカー的に仕事をしている方も勤務先は自宅住所で構いません。

事務所を構えている方やレンタルオフィスを借りている方はそちらの住所を記入してください。

バーチャルオフィスを勤務先住所にすると審査に通らない場合があります。

申し込み前に電話で問い合わせれば、バーチャルオフィスでも可能か教えてくれますので事前に確認しましょう。

自宅住所でも審査には問題ありませんので安心してください。

また、個人事業主は基本的に在籍確認がありません。

事業内容の確認程度の簡単な電話がかかってくる場合はありますので、念のためカード会社からの電話に出られるようにしおきましょう。

個人事業主カードは個人名義で作れる?

個人名義で問題なく作れます。

クレジットカードは個人カード、個人事業主カード、法人カード、全て名義は個人名になります。

カードの利用者を明らかにして、不正利用を防ぐために必ず個人名義での作成になります。

名義は必ず個人名になりますが、カード表面の刻印に屋号名、法人名を入れることができるカードはあります。

ただし、この場合でも必ず個人名が合わせて刻印され、「個人名+屋号名」か「個人名+法人名」表記です。

屋号名のみ、法人名のみの刻印にすることはできません。

個人名義であればどのカードも作成可能ですが、屋号名、法人名をカードの刻印に入れられるカードは一部しかありませんので、申し込み前に確認が必要です。

個人事業主カードで年会費無料のはあるの?

数は少ないですがあります。

ライフビジネスカードが年会費無料で限度額500万円となかなか良いスペックです。

しかし、残念なことにポイントが付きません。

事業経費を全てカード支払いにすると、年間ではかなりの額になりますので、ポイントが全くつかないのはもったいないです。

経費が少ないのであればポイントがなくても構わないかもしれません。

ただ、ビジネスサービスも最低限のものしかなく、旅行保険もありません。

仕事用のカードとしてはサービスが少なく物足りないカードです。

他にもコーナンPRO Businessカード・カーマビジネスカードがありますが、どちらも建材購入に特化しており、それ以外の用途では使い勝手が悪いです。

個人事業主カードを年会費の安さで選んでしまうと、サービスの悪いものに当たってしまいます。付帯するサービスを見極めて選びましょう。

まとめ

クレヒスに問題ない方が個人事業主カードに申し込めば、開業すぐで売り上げがまだなくてもクレジットカードを作ることができます。

個人事業主カードは審査に通りやすい上に利用限度額が高く、ビジネスサービスが充実しており、まさに個人事業主に最適なカードです。

経費の支払いをカードに一本化すると現金管理の必要がなくなり、経理の手間を大幅に減らすことができます。

また、出張や接待手配、ビジネス相談など駆け出しの個人事業主を助けてくれるサービスも備わっています。

個人事業主カードは単なる決済手段だけでなく、ビジネスを裏から支えてくれる存在です。

ぜひ個人事業主カードを手に入れて、ビジネス成功の糧としてください。

 


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