経費の支払いにクレジットカードは必要不可欠な存在です。
しかし、個人事業主として開業されてすぐの方の中には、
「開業したからすぐに決済用にクレジットカードを作りたいけど、実績が無いから審査に通るか分からない・・・」
と不安を感じている方が多いようです。
確かに、以前は法人格をもたない個人事業主の審査は厳しかったようです。
ところが、近年はフリーランスで働く方が増えてきたため、新しい働き方に対応したカードも出てきています。
つまり、開業後すぐの個人事業主でも審査が通るカードが増えてきているのです。
しかし、審査に通るカードならば何でも良いというものでもありません。

これらは個人カードで、限度額は個人用としてとても低くなっているので、使い物になりません。
クレジットカードは滞りなくビジネスを加速させるパートナー。適当なカードを使い続けるわけにはいきません。
クレカ選びを失敗しないためには、次の5つのポイントをチェックしておく必要があります。
この記事では、そんな個人事業主の方のクレジットカード選びの方法や個人事業主向けカードの特徴、審査に通りやすくなるポイントなどを解説します。
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開業してすぐの実績がない個人事業主が最初に気をつけるべきは「審査の通りやすさ」
個人事業主向けのクレジットカードは多数あり、審査基準もそれぞれ異なります。
開業したばかりですと、まだあまり利益が出ていなかったり、開業費用が思ったより多くかかってしまい、赤字になってしまう場合もありますよね。
そんな状態で作れるクレジットカードがあるのかと不安に思われるかもしれませんが、開業初年度の方のためのカードもあるので安心してください。
すでに安定した利益を出していなければ作れないカードもありますが、まだ実績がなくてもOKのものであったり、場合によっては赤字でも審査に通るカードもあります。
個人事業主のカード審査基準の重要ポイントは「事業実績」と「設立年数」
個人事業主の方がクレジットカードを作る際に最も厳しく見られるのは事業実績と設立年数です。
個人事業主はサラリーマンのように毎月決まった額の収入が約束されていません。そのため収入が安定していないものと見られています。
そこで過去の事業実績を見て、毎月きちんと利益が出ているか?年収はいくらか?という点を審査します。
また設立年数が長ければ、それだけの間は事業を継続できているとして評価されます。
つまり毎月安定した利益を出して、できるだけ長い年数を事業継続されいる方が審査に通りやすいのです。
開業1年目の自営業でも審査が通しやすいポイント
審査基準で重要な点は「事業実績」と「設立年数」お話しましたが、開業1年目の方向けのクレジットカードの場合はこれらは重要視されていません。
開業したばかりの方がこれから実績を積み立てていく将来性と個人の信用が審査されています。
具体的には過去にクレジットカードやローン・携帯電話代の支払いを延滞していないか。
現在の借金やローンはどのくらいあるか、という点が重要です。
しかし過去の延滞や現在の借金は今すぐどうにかできるものではありませんね。
そこで少しでも審査を通りやすくするために、今すぐできるポイントをご紹介します。
固定電話を設置しておく
事業専用の固定電話番号を持っていると信用度が上がります。
仕事をするにはスマートフォン1台あれば十分で、固定電話を持つ必要性を感じない業種は増えてきています。
しかし、クレジットカードの審査では意外と見られているポイントなのです。やはり事業としやっていくうえでは信用が何よりも大事ですよね。
もしあなたの商品に興味を持ったお客様がいても携帯電話しか連絡先がなかったら、電話するのをためらってしまう可能性があります。
小さなことですが、固定電話を設置するだけで信用を得られるのですからメリットは十分でしょう。
余分なクレジットカードは解約しておく
使っていないクレジットカードは申し込み前に解約しておくと審査に通りやすくなります。
カードの信用情報はCICという信用情報機関が管理しており、クレジットカード会社はこの機関から信用情報を取得しています。
この信用情報にはカード支払いの延滞履歴などが含まれており、審査に必要な情報を照会するためのものです。
そのため、審査中の方がいくらの利用限度額(ショッピング枠・キャッシング枠)のカードを持っているかも把握できます。
利用限度額の合計が小さいほど審査には有利ですので、申し込み前に余分なカードを持っていないか確認しましょう。
ビジネスカードの中でも審査が通りやすいカードを選ぶ
ビジネスカードには起業家を応援するため、起業直後の個人事業主でも申し込めるクレジットカードがあります。
こういったカードは事業の収入や実績・設立年数などは全く審査対象ではなく、個人の信用(過去に支払い遅延はないか等)情報で審査しますので、開業したての方も安心して申し込めます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは起業家にチャンスを与えるフロンティア精神を持っており、開業初年度の方でも申し込むことが可能です。
また、年会費が高いカードは、その会費を支払う余力があると見られ、ある程度は審査が甘めになっています。
経費の支出が多い個人事業主にとってクレジットカードは、事業を行う上で必須のアイテムです。そのため、「開業初年度だから」という理由でクレジットカードが作れないのは避けたいところ。
アメックスゴールドカードのように、最近の法人用クレジットカードの中には、実績のない開業すぐの個人事業主でも問題なく作れるクレジットカードが増えてきています。
このようなクレジットカードを申し込みしておくと、心強いですね。
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審査の通りやすさ以外にチェックすべき4つのポイント
せっかくビジネスカードを作るのでしたら、使い勝手の良いもの選びたいですよね。
事業の運転資金に充てるのでしたら、利用限度額がある程度多くないと、いざという時に資金不足に陥ってしまいます。
また利用額が多いのであれば、ポイント&マイルが付いているカードなら嬉しいですね。
自分のビジネスに合ったカードを見つけるためのチェックポイントを見ていきましょう。
事業経費決済用なら限度額は多い方がいい
事業を安定して続けていくためにはできるだけ利用限度額の高いクレジットカードをもっていることが理想です。
商品展開のための広告宣伝費や、事業のための設備・備品購入など大きな事業資金が急に必要になることがあります。
こういった時に銀行融資ですと、審査までのスピード感が足りずにチャンスを逃してしまいますし、開業初年度の個人事業主では銀行融資は厳しいでしょう。
クレジットカードであれば利用限度額までは何の問題なく支払えます。
ステータスの高いクレジットカードの中には事前申請があれば、急な出費にも柔軟に対応してくれるサービスがあります。
将来必要になる資金を見越したカードを選びましょう。
利用額が多いとポイント還元率&マイルは見逃せない
個人事業主・自営業向けカードでもポイントやマイルが付くカードはあります。
個人向けカードより還元率は低めですが、利用額が多くなるのでいつの間にか大量のポイントが貯まっていきます。
月に50万円の出費があるとすると、0.5%還元で2,500ポイント。1年で30,000ものポイントになります。
ポイントはマイルやT-ポイントに交換したり、クレジットカードの支払いに使うことができます。
特別な提携店では還元率10倍になるサービスがあり、賢く貯めていけば年に1回くらいは自分へのご褒美として旅行に行ける程のポイントがもらえますよ。
ビジネスカードに付帯の魅力的なサービスは要チェック
個人事業主・自営業を対象としたビジネスカードには、事業を加速させるのに魅力的なサービスが付いています。
業種によって必要なサービスは異なりますので、自分に合ったサービスを提供しているカードを選びましょう。
事業のリスクを抑えてくれる保険が備わっていたり、ホテルやレストランの予約の手間を省いてくれるような付帯サービスがあります。
海外出張や旅行が多い方におすすめの付帯サービス
海外によく行かれる方に向けたサービスをご紹介します。
【代表的なサービス】
- 海外旅行傷害保険
- 空港ラウンジ無料利用権
- カード会員専用旅行予約サイト
- 現地での電話サポート・レストラン予約
- 空港⇔自宅間の手荷物宅配サービス
- 空港⇔自宅付近までのタクシー割引サービス
傷害保険は定番のサービスで、大体のクレジットカードにはついていますが、対象範囲や補償金額が異なります。
基本的には年会費が高いカードほど対象範囲も補償金額も大きいです。
ステータスの高いカードでは空港ラウンジの利用や現地での電話サポートが付いてきます。
海外出張をする方には電話サポートは強い味方になるでしょう。レストラン予約だけではなく、緊急時のトラブルにも日本語で対応してくれます。
これらのサービスを利用して快適な海外を満喫しましょう。
カード仕入れや高額商品を購入する機会が多い方におすすめの付帯サービス
カード仕入れをする方にはショッピング保険は必須の付帯サービスです。
小売業の方や、備品購入が多い方はクレジットカードで購入する機会も多くあります。
不良品が届いたときや高額商品が破損したときの対応は頭を悩ませるところですが、ショッピング保険が充実したカードなら年間で最大500万円まで補償してくれます。
補償金額や補償範囲は年会費が高いクレジットカードほど充実しています。
海外傷害保険と同じですね。
仕入れや備品購入をできるだけカード支払いにするよう意識しておくと、ポイントも貯まる上にショッピング保険も自動で付いて現金払いよりかなりお得です。
時間を節約したい忙しい方におすすめの付帯サービス
ビジネスカードには忙しいビジネスマンをサポートする時短サービスが揃っています。
出張や接待が多い方には特に嬉しいサービスです。
- 接待・会食予約サービス
- 航空機・ホテル予約サービス
接待・会食予約サービスでは希望のエリア・人数・予算に合わせたレストランの提案・予約をコンシェルジュデスクが代行してくれるサービスもあります。
もちろん、ビジネス用途に限らず家族での旅行中にもおすすめのレストランを知りたい時だって利用できます。
一方、航空機・ホテル予約サービスは、カード会員限定旅行予約サイトにアクセスすることができ、航空機チケットからホテルの予約まで一括で手配できるうえ、ホテルの割引特典なども用意されているサービスもあります。
安すぎる年会費のクレジットカードは要注意
ビジネス向けのクレジットカードは年会費0円のものから30,000円以上のものまで様々です。
年会費は安いに越したことはないと考えがちですが、安いものにはそれなりの理由があります。
【年会費が安い事によるデメリット】
- 利用限度額が低い
- 付帯サービスが悪い
年会費の安いカードは上記のようなデメリットがあります。高い利用限度額と充実した付帯サービスはビジネス向けカードの大きなメリットです。
このメリットが受けられないなら、わざわざビジネス向けカードを作る理由がなくなってしまいます。
年会費にはこだわり過ぎない方が良いでしょう。
適切なクレジットカードを選べば、必ず年会費以上のメリットを得られます。
安い年会費のカードには気をつけましょう。
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個人事業主カードの6つのメリット

個人事業主向けのカードを作るメリットは様々にありますが、膨大な種類があるカードの全てのメリットを把握することはできません。
ここでは特に大きなメリットをご紹介します。
具体的なメリットを知ることでどういったカードが自分にとって適切なのかがわかります。
自営業者でもクレジットカードの審査に通りやすい
1つめのメリットは審査のとおりやすさです。
自営業者はサラリーマンに比べるとどうしても収入を安定させるのが難しく、審査では不利になってしまいます。
しかし、個人事業主カードはその点を考慮してくれますので、自営業者にとっては他のカードより作りやすいと言えます。
開業初年度や赤字経営でも、将来性があれば審査に通ることも少なくありません。
個人向けカードで審査落ちした方であってもOKな場合もありますので、諦めずに個人事業主カードにチャレンジしてみてください。
不安な方は事前に問い合わせをしておきましょう。
事業用途として利用できる
個人向けクレジットカードを事業用に利用している方もいらっしゃるかもしれませんが、実はほとんどの個人カードは事業利用が禁止されています。
次の各号の一つにでも該当するとき、当社は、会員および当該加盟店に事前の通知なくそのカード利用を断ることができるものとします。
会員のカード利用が転売目的での販売用商品の購入や仕入代金の支払い等の商行為にあたる等、当社が適当でないと判断したとき。
ダイナースクラブカード会員規約より引用
このように商行為としての利用を禁止することが規約に明記されています。
そうはいってもたまに備品を購入する程度ではおとがめはありません。
利用履歴が明らかに商売用途と思われると、カード会社から利用停止の警告が届いてしまいますのでご注意ください。
個人事業主カードを作って堂々と利用しましょう。
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年会費が経費算入できる
個人事業主カードであれば年会費を事業の経費として算入できます。
ハイクラスのカードですと年会費が10万円を超えるものもありますのでバカになりません。
「そんな高い年会費のカードは使わないよ」と思われるかもしれませんが、最初は低い年会費のカードがよくても、事業が成長していくにつれより上位のカードが必要になります。
そうするとクレジットカードもノーマルからゴールド⇒プラチナ⇒ブラックと成長していき、年会費は高くなっていきます。
初めは小さなメリットですが、事業が拡大するにつれてメリットも大きくなるんですね。
個人用カードの年会費を経費にすると税務署から突っ込まれる可能性があるので要注意です。
事業サポートサービスが充実している
個人事業主カードの用途は単なる支払い手段だけではありません。
優れたカードには豊富なサービスがあり、あなたの事業をサポートしてくれます。
カードにもよりますが、以下のような事業用サービスがあります。
- 会食・接待手配
- オフィス用品割引
- ビジネス情報提供
- マーケティング代行
- ビジネスセミナー割引
- 経営コンサルタント相談
いくつか具体的に解説しますと、会食・接待手配は希望のエリアや人数、予算に合ったレストランを予約してくれるサービスです。
ビジネス提供サービスでは「帝国データバンク」や「東京商工リサーチ」にオンライン上でアクセスして、企業情報などのデータを取得できます。
経営コンサルタント相談では、幅広い事業に精通したコンサルタントが業務改善など中小企業経営者・個人事業主向けに電話相談に応じてくれます。
簿記の仕訳などの経理処理がラクになる
簿記の仕訳は個人事業主として開業した方に、最初に立ちはだかる壁になります。
サラリーマン時代は経理がやってくれていた簿記を自分で全てやらなくてはいけません。
簿記の知識が0のところから確定申告を始めるのは容易ではありません。
できるだけ楽ができるように、クレジットカード・銀行口座は個人用と必ず分けておきましょう。
分けておかないと私用で使ったお金まで全て記帳しなくてはいけなくなります。
また、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードでは確定申告の負担を抑えるために、四半期ごとに利用状況を集計したレポートを送付してくれます。
レポートを参考にすれば勘定科目の設定や費用集計がやりやすく、確定申告だけでなく無駄な費用を省く手助けにもなります。
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ステータスがあるビジネスカードを持つと接待時などに有利
クレジットカードの中には持っているだけでステータスを感じさせてくれるものがあります。
有名なものではアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやダイナースクラブカードです。
これらのカードはステータスカードとして認知されており、持っているだけで社会的信用をもたらしてくれます。
会食や接待のときにステータスカードを使っているところを見せれば、相手に好印象を与えてくれることでしょう。
またアメリカン・エキスプレス・カードは愛用者が多く、同じものを持っていてクレジットカードのことで話が弾む、なんてこともありますね。
このようにステータスカードはビジネスの良いパートナーになってくれます。
法人カードのメリットにはもう一つ「限度額が大きい」という点が挙げられます。
経費の支出が多い個人事業主の方は、審査の通りやすさに加え、限度額が大きい法人カードを選ぶと、事業運営が安心ですね。
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個人事業主カードの2つのデメリット
ここまで個人事業主カードのメリットを解説してきました。次にデメリットについてもご紹介します。
メリットとデメリットの両方を知っておくことで、どういったカードが自分に必要であるかを知る助けとなります。
それほど大きなデメリットはありませんが、カード選びのために知っておくべき点をまとめました。
年会費が有料
大半の個人事業主カードは年会費が有料です。
個人用カードに比べて利用限度額が高く、付帯サービスも充実しているので仕方のない部分ではあります。
逆に言うと、年会費が高いほど高水準なサービスを備えています。
年会費以上の付帯サービスをつけているカードはいくらでもありますので、それほど大きなデメリットではありません。
また、個人事業主カードの年会費は経費として申告できます。
申告した分は税金から引かれますので、実質2割から4割引の費用しか負担せずに済みます。
ステータスカードは一部利用できない店舗がある
ステータスカードは富裕層のカードという印象があり、高級店でしか使えないイメージがありますよね。
実際に小さな個人商店では、クレジットカード決済を導入しているが、ステータスカードには対応していないということがあります。
ですが、コンビニやスーパーなど全国展開しているお店であれば、問題なく利用できます。
JCB加盟店では基本的にアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブなどのステータスカードにも対応しています。
ネットショップではAmazonや楽天・Yahooショッピング加盟店など多くのショップで利用可能です。
よくある質問

ここからは個人事業主・自営業向けクレジットカードに関するよくある質問にお答えしていきます。
開業してから初めてのクレジットカードであれば、わからないこと、不安なことは沢山ありますよね。
つまづきやすいポイントをまとめていますので、一通りみて疑問を解決していってください。
楽天カードなどの年会費無料カードで事業決済することは可能?
可能です。
先述したとおり、個人用カードを事業決済するのは規約違反ではあるのですが、あからさまに事業用途とわかるような使い方をしなければ、利用停止にはなりません。
楽天カードのような年会費無料でありながら審査が甘いカードは、気軽に作れるという利点がある反面、誰でも持てるステータスの低いカードと思われています。
ビジネスの場でこういったカードを使用していると信用を損なってしまいます。
事業用途のクレジットカードとして使用するのは避けましょう。
個人事業主カードと一般クレジットカードとの違いは?
以下のような違いがあります。
- 利用限度額が多い
- 事業用途での利用OK
- 事業向けサービスが豊富
- 年会費を費用に計上できる
- ポイントやマイルが非課税対象
- 個人事業主・自営業でも審査に通りやすい
個人事業主カードには上記のような事業をサポートするサービスが備わっています。
また、個人用カードと比べると費用計上できるものが多く、節約の効果があります。
他にも事業を推進するための高い利用限度額や多様な事業向けサービスがあり、個人事業主を応援するためのカードとなっています。
法人カードでもマイルやポイントが貯められます。さらに事業でカード決済すると支出額が大きいのでポイントがすぐにたまり、経費の節約につながります。
年会費が多少高くても、ポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶとお得になりますね。
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個人事業主カードと法人カードとの違いは?
厳密に言うと個人事業主カードも法人カードの1種です。便宜的に分類すると
- 個人事業主カード=法人格がない事業者でも作れるクレジットカード
- 法人カード=法人格を持たないと作れないクレジットカード
となります。
法人カードは個人事業主カードよりも限度額がさらに高く、300万円~500万円ほどです。法人カードの支払い方法は原則一括払いのみで、キャッシング枠やリボ払いはありません。
審査対象は個人ではなく、会社が対象になります。
引き落とし口座は個人と会社どちらでも選択可能です。
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名義は個人名義で大丈夫?
個人名義で問題ありません。
個人事業主・自営業者の方の中には屋号なしで開業届けを出す方もいらっしゃいますので、個人名義での申し込みが基本になっています。
屋号+個人名で作成できるものもありますが、屋号のみで作成できるカードはありません。
クレジットカードは不正利用を防止するために利用者との紐づけが必要ですので、名義には必ず個人名が入ります。
これは法人でカード作成するときも同様で、法人名と利用者の名前が刻印されます。
ゴールドカードにするとどうなるの?
ゴールドカードって憧れはありますが、実際にどんなメリットがあるかはわかりにくいですよね。基本的には限度額が上がったり、付帯サービスが充実したりというメリットがあります。
ここではアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを例にとって、グリーンからゴールドにすると得られる特典をご紹介します。
【ゴールドカード限定の特典】
- 帝国ホテル東京の会議室利用
- レストラン予約の代行
- ゴールド会員限定ビジネスイベントへの参加
- アメリカン・エキスプレスJALオンラインの利用
- 国内航空の遅延・欠航による費用補償
- 東京駅⇔ホテル間の手荷物宅配
- 空港⇔自宅の手荷物宅配
トラベルに強いアメリカン・エキスプレスならではのサービスが目白押しですね。ぜひともゴールドカードを目指してこの特典をゲットしたいところです。
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まとめ
個人事業主のクレジットカードは何を選択するかによってプラスにもマイナスにもなります。
年会費の安さには囚われず、今後の事業で必要になる資金や必要なサービスを見極めて、最適なカードを選びましょう。
商談や会食が多い方はカードのステータスも軽く見てはいけないポイントです。
せっかく個人事業主としてクレジットカードを作るのですから、事業を成長させる手助けとなるものをチョイスするべきです。
最適なカードを選びとることができれば、あなたの事業のパートナーと言えるくらい心強い味方となってくれます。